初公開日:2025/10/15
さてWindows10のサポートがついに終了したね(※)。まあ僕はWindows11を使っているけど
(※有料もしくは条件を満たすと1年間の延長サポートを受けられる。…が正直使い続けるのはオススメしない)…まあそろそろWindows11にうんざりしてきた!w
…だろうな。24H2になってからは改悪の連続やアプデの度に不具合が増えていって正直不安定だからな。
それにWindows11自体余計なお世話が多すぎるOSだからな。OneDriveの罠だったりお金を出してまで買ったOSなのに無料アプリ並みに自社サービスの広告が出たりとハッキリ言ってうざいぞ。UIも過去のWindowsに使い慣れているほど使いづらいから人によってはゴミOS扱いしているそうだな。
…それもあってか2025年の春からステラはWindowsやMacに代わる第3のOS「Linux(リナックス)」というのに触れ始めたそうだな。
ま…まあおかげで機械音痴だったラファンちゃんも少しずつパソコンについて詳しくなってきたし
それにLinuxの中でも初心者向けであるディストリビューション(※OSのこと)「Linux Mint(リナックスミント)」も学べたからね。
このワタシでもMintはとても使いやすくていいディストリビューションでしたわ!
…その後テラジローが事あるごとにいろんなディストリビューションを試しているそうですわね。
そうですね。まるでSteam Deckの「Steam OS」みたいなゲーム特化ディストリビューション「Bazzite(バザイト)」だったり
上級者向けディストリビューション「Arch Linux(アーチリナックス)」のインストール部分を初心者でもできるようにした「EndeavourOS(エンデバーオーエス)」だったりと気になるディストリビューションを実機環境に入れて数ヶ月間利用してましたね。
こうしてラファンちゃんが組んだPC…もとい僕の旧メインPCの残骸を利用してLinuxを使い始めたけど
…実際にLinuxを使ってみると結構奥深いんだよね。昔はLinuxといえば文字しかない画面でキーボードを使ってコマンド入力して操作するというイメージしか思い浮かばなかったけど最近は今のWindowsやMacみたいにマウスで直感的に操作できるような環境がかなり整ったからまさに初心者でも使えるようになってきたんだよね。それでいてコマンド操作に慣れると作業をさらに効率化できるからまさに無限の可能性を秘めたOSなんだよね。
そして冒頭でも話した通り2025年はWindows10のサポート終了があり、Windows11に移行するには従来よりも厳しい要件を満たす必要があって要件を満たしていないパソコンはWindows11に移行できないんだよね。場合によってはまだ使えるのに産業廃棄物になってしまうからそうした要件を満たしていないパソコンの延命としてLinuxが注目されるようになったんだよね。
そこでWindowsからLinuxに移行するとなると困るのが…Windowsでしか使えないアプリケーションやソフトウェアなどですね。仕事の事情でどうしても必要な場合はWindowsがまだ必要になりますが
Linuxには「Microsoft Office」の代替となる「LibreOffice」というオフィススイートがあります。完全な互換性は難しいもののそれでもMicrosoft Officeの代替としては十分の性能を持ちます。アドビ製品も「Photoshop」であれば老舗フリーソフト「GIMP」という代替品がありますので仕事でそれらのソフトを使っていて代替品があるのであればそれで代用可能です。
またゲーマーの皆様であれば「Steam」というプラットフォームを使っていると思います。SteamのゲームはほとんどがWindows用ですがSteamの会社であるValve社が開発した携帯ゲーム機「Steam Deck」でそれらWindows用のゲームを動かすことができます。なぜなら互換レイヤー「Proton」が組み込まれているからです。そのSteam DeckのOSはなんとLinuxでありProtonもSteam Deck以外にもLinux版Steamでも使えます。場合によってはWindows11よりも高いパフォーマンスを発揮するゲームもあるみたいです。
(※ただしApexなどの多くの競技ゲームはLinuxでは遊べない。こればかりはWindowsもしくはPS5などの家庭用ゲーム機で遊ぼう。またProtonとの相性が悪いゲームもあるので全てのゲームがLinuxでも遊べるというわけではないので注意)つまり何が言いたいのかというと
「ゲームやネットサーフィンといった日常的な用途がLinuxでもできるようになった」
ということなんだよね。数年前まではほぼWindowsでしかできなかったPCゲームが今ではほぼSteam限定だけどLinuxでも遊べるようになったのはマジで大きな進歩だと思うよ。
仕事でパソコンを使う場合でもオフィスソフトや画像/動画編集ぐらいなら代替品となるフリーソフトがあるし中にはWindows/Mac専用ソフト並みのことができるものもあるからね。
このようにLinuxにはメリットとデメリットがあるが
それ以上にLinuxにする最大のメリットとして「Microsoftからの呪縛から解放される」というものがある。さっきも言ったがWindows11は余計なお世話が多すぎてストレスがどんどん溜まってイラっと来ることが多いだろう。しかしLinuxならそんなマイクロソフトが強制的に押し付けくることが一切無いため自分の好きなPC環境を構築することが可能だ。さらにLinuxはWindowsと違って圧倒的に軽いからな。普段Windows11でChromeを開いていれば平気でメモリ8GBくらい使用されるがLinuxなら起動して間もない頃ならたったの1GBくらいで済むからな。
そんなLinuxだけど…なんと「オープンソース」で開発されているので無料(※)で使えるわけ!
(※一部有料のものもあるが…基本的には無料で使える)WindowsはOS自体は無料で入手できるけど使うには約2万のライセンス料が必要だしMacはそもそもOSが配布されていないため本体を買わないと使えないけど
LinuxならそんなOS代金はタダ!。インターネット環境とインストールメディアにするためのUSBメモリとそのUSBメモリをインストールメディア化するためのパソコンさえあれば使えるという!。詳しい内容はコチラで説明してあるよ。
あと気になることがあるとするならセキュリティですが
Linux及びオープンソースのソフトウェアは日夜世界中のエンジニアたちが開発を続けているため仮に脆弱性が見つかった場合はすぐに修正するためユーザーは定期的にアップデートを確認してあれば実行しておくと基本的にセキュリティについては大丈夫です。…むしろWindowsの方が世界中で使われているOSのためそっちの方がウィルスなどの数が多いですからね。
もちろんLinuxも運が悪いとウィルスに感染することもあります。怪しいサイトや実行ファイルなどは開いてはいけないのは当然として日頃からアップデートしておくことが重要ですね。不安であればLinux用のアンチウィルスソフトを入れると安心ですね。
そんなわけでこれを機にLinuxを始めたい!という方がいるはず。
…ただディストリビューションはそれこそ星の数ほどあるからどれを選べば良いのかがわからないというのが多いと思うんだよね。
そういう方向けにLinux初心者でも使える「Fedora(フェドーラ)」というディストリビューションを紹介するよ!
フェドー…ラ?って何ですか?
…というかアンタさっきMintの方がLinux初心者向けって言ってませんでしたか?(#^ω^)
ま…まあMintも初心者向けディストリビューションのひとつでもあるけど
実はこのFedoraもLinux初心者に向いているディストリビューションなんだよね。
それではFedoraについて説明しますね。Fedora(フェドーラ)とはアメリカのIT企業である「Red Hat(レッドハット)」社が開発しているLinuxディストリビューションです。ちなみにレッドハット社はかつて有名だった大企業「IBM」の子会社ですね。
レッドハット社は主にオープンソースソフトウェアを利用したビジネスを展開しており、その過程でLinux関連の事業も行っています。レッドハット社は1995年にLinuxディストリビューション「Red Hat Linux」をリリースし、2003年にRed Hat Linuxの開発を終了してそのディストリビューションを企業向けに有料化したディストリビューション「Red Hat Enterprise Linux(略してRHEL(レル))」をリリースしました。
RHELがリリースされた後はレッドハット社はそちらの方のサポートに専念することになりましたが、一方でRed Hat Linuxの後継として「Fedora Project」というコミュニティが結成されて無料で使える個人向けディストリビューション「Fedora」が誕生しました。
コミュニティ主導であるということによってより高度な開発が可能となり、Fedoraによる開発の成果がそのまま有料版のRHELに取り込まれるようになるためFedoraはある意味RHELの実験台という側面を持ったディストリビューションになるわけですね。
さて以前のプラスでも話したがディストリビューションにはベースとなるディストリビューションとそこから派生するディストリビューションというのが存在する。
前回Linux Mintのときは「Ubuntu」というディストリビューションをベースにしておりなおかつそのUbuntu自体「Debian」がベースになっているということになっているが
今回のFedoraの場合は派生元のディストリビューションが存在しない。つまりこのFedora自体が派生元のディストリビューションというわけだ。モンハンで例えたら鉱石武器強化ツリーの一番最初の武器にあたるものと言えるだろう。
Fedora派生のディストリビューションと言えば…思い出しましたわ!
「Alma Linux(アルマリナックス)」や「Bazzite(バザイト)」がありますわね!
正解だ。フッ…機械音痴のお前にしてはなかなかやるな。
その通りAlma Linuxや以前ステラがMintの次に使ってみたBazziteもFedora派生のディストリビューションとなる。Debian派生と比べると数は少ないがそれでも有名なものはあるぞ。
Fedora及びその派生先の特徴として「パッケージ管理」のコマンドがUbuntuやMintといったDebian派生とは異なるということだ。Debian派生は「apt」を使っていたがFedora派生は「dnf」というコマンドを使うことになる。
…とは言えaptがdnfに変わっただけのため例えばパッケージをインストールするなら
Sudo apt install (パッケージ名)
とDebian派生ディストリビューションでやっていたことをFedora派生だと
Sudo dnf install (パッケージ名)
になるだけだからな。詳しい使い方は「dnf 使い方」でググれば出てくるはずだ。
長いことDebian派生ディストリビューションを使っていた人からしたらちょっと違和感あって大変かもしれないけど
コマンド自体はホントにただ文字が置き換わっただけで文法自体はほぼ同じだからね。
…トハイエ最近のLinuxはGUI環境が整ってきたからコマンドを入力しなくてもアプリストアからいろんなアプリをインストールすることができるよ。
そしてFedoraの特徴はもう一つありまして
それは「最先端技術の採用に積極的」という点です。UbuntuなどといったDebian派生は安定性を重視するためディストリビューションによっては採用されるLinuxカーネルなどは安定したバージョン(長期サポート(LTS)版)のものが採用されることが多いです。つまり裏を返せば最新のハードウェアに対応していない場合があることが稀にあります。
一方でFedoraの場合は最新バージョンには最新のLinuxカーネルが採用されたりソフトウェアも最新版のものが使えるため登場したばかりのハードウェアを早速Linux環境でも本領発揮することが可能です。ただし欠点として安定性は少し不安になることがあります。どうしても最新版には稀にバグが存在することがあるためそれらを気にする方はDebian派生や同じFedora派生でもAlma Linuxといった安定したバージョンを採用しているディストリビューションを選んだほうがいいです。あと当然ですが新バージョンが正式リリースする前のベータ版は余程新しいもの好き以外の方はやめたほうがいいですね。
そしてLinuxと言えばもしトラブルが発生したら自分で調べて解決するのが必須スキルになるが
ネット上の情報量に関してはUbuntuと同様に多いぞ。ユーザーによるコミュニティも大きいがそれ以上にレッドハット公式がFedoraに関するドキュメントを公開しており、英語のため翻訳は必要だが役に立つ情報やトラブルシューティングが載っているぞ。
Ubuntuやその派生でもユーザー同士のコミュニティによる情報交換が盛んだがFedoraの場合はそれに加えて企業のバックアップがあるのはかなり心強いな。
まとめると
Fedoraはレッドハット社の企業向けLinuxディストリビューションの実験台的ポジション
DebianやArch Linuxと同じくベースとなるディストリビューションでそこから数々のディストリビューションに派生している
パッケージ管理は「dnf」コマンドを使用
最先端技術の採用に積極的
コミュニティが大きいかつレッドハット社による公式ドキュメントがあるためネット上の情報量が多い(ドキュメントは翻訳必要)
ということですね。これは特に開発者や最新のハードウェアを使っている方にもオススメですし企業のドキュメントもあるので初心者にも安心ですね。
そんな初心者にも安心なFedoraを紹介した理由だけど…実は今の僕のメインPCにLinux環境を入れたいということで新しいSSDを購入して入れることにしたんだよね。
なのでまずはFedoraがどんな感じかを試すためにいつも通りサブPC(※画像のPC)にインストールしてみるよ♪
アンタねぇ…いきなり実機にぶち込む前にまずは仮想マシンで試したら?
ワタシが組んだPCは仮想マシンみたいに好き勝手やっていいというものじゃないですわ💢
もちろん最初は仮想マシンでどんな感じかを試してみたよ?
それでちょっと使ってみて割と良さそうだったから実機環境に入れているわけ。
…あの、Linuxってさっきステラさんが言っていた話だと本来Windows11の要件を満たしていないパソコンを延命させるためのOSですよね?
ステラさんのメインPCとそのサブPCってWindows11が普通に動かせるのになぜLinuxを入れるんですか?
そうだね。LinuxはWindows11の要件を満たしていないPCを再び活躍させるためのOSというイメージがあるけど
別にWindows11を普通に動かせるPCでもLinuxは入れることができるよ。というかWindows11が普通に動かせるPCの方がLinuxをかなりサクサク使うことができるよ。
そうなんですね。これならWindows11を使っていたけどLinuxに移行したいとなったらそのまま移行できそうですね。
…でも待ってください。確かWindows11って「セキュアブート」が必須ですけどLinuxってセキュアブートに対応していますか?
そうなんですね。それがWindows11を動かせるPCにLinuxを入れる際に最もつまづくポイントなんですよね。
まずセキュアブートというのはコンピュータの起動時にオペレーティングシステムやブートローダーの整合性を検証するセキュリティ機能のことでして、パソコンを起動すると最初にUEFIが立ち上がり、そこからOSが立ち上がりますがそれまでの間に起動に必要なソフトウェア全部が信頼できる認証局(CA)によって発行されたデジタル署名を持っているかどうかをチェックして全て持っていたらOSが起動することになります。これによりマルウェアやウィルスがOSの起動プロセスに入ってくることを防いでくれます。
…で、ここで問題になってくるのがそのデジタル署名ですね。というのも基本的にセキュアブートに必要な署名はMicrosoftの署名が前提となります。そのためマイクロソフトが関わっていないLinuxは当然マイクロソフトから見たら「不正なプログラム」という扱いをされてしまいます。
そのためセキュアブートをオンにした状態だと基本的にLinuxは起動どころかインストールすら不可能となってしまいます。
それじゃあ…セキュアブートをオフにしてみるのはどうですか?
これならチェックが入らないのでLinuxをインストールできるようになるはずですが…
確かにセキュアブートをオフにすればLinuxはインストールすることができるけど…ただセキュアブートをオフにするということはもし万が一PCにマルウェアやウィルスが侵入してしまってOS起動時のプロセスに悪影響を及ぼしてしまったらマズいんだよね。
だからセキュリティ的にもセキュアブートはオンにしたい…でもオンにしてしまうとLinuxが弾かれてしまう…そこでそんな問題を解決するためになんと予めマイクロソフトの署名を受けたブートローダーを内蔵しちゃおうという作戦!w
えぇぇ!?
そんな荒業があっていいんですか!?!?
あぁアリだぞ。そっちがその気ならこっちもその気になるというわけだ。
…とりわけセキュアブートをオンにしていてもマイクロソフトの署名入りブートローダーを含んだLinuxディストリビューションであればそういったセキュアブート問題を解決することが可能だ。
セキュアブートに対応しているディストリビューションは数は多くないものの、それでも「Debian」や「Ubuntu」、「Fedora」など主要なディストリビューションはセキュアブートに対応しているぞ。もちろん当サイトでも取り扱ったことある「Linux Mint」や「Bazzite」もセキュアブートに対応している。
ただしArch系のディストリビューションはセキュアブートには対応していません。厳密にはセキュアブートに対応するやり方もありますがかなり手順が面倒なのでどうしてもWindows11と共存したいという場合以外は基本的にオフ推奨になります。
セキュアブート対応ディストリビューションであればWindows11が入っていても問題なくセキュアブートをオンにした状態で起動できますね。
特に僕はどうしてもWindows11が必要がゲームやアプリを使っているから完全にWindowsを手放すということはできないんだよね。
なのでWindowsを残しつつLinux環境を入れたいとなるとどうしてもセキュアブートに対応したディストリビューションが必要なんだよね。
その点Fedoraはセキュアブートに対応しているからまさにうってつけというわけ!
そうなんですね。これならステラさんみたいにWindowsとLinuxの両方を1台のパソコンで使いたいという人にも安心ですね。
Linuxといえばデスクトップ環境にはいろんな種類がありましたわね!
確か…「Cinnamon(シナモン)」や「Plasma(プラズマ)」などがありましたわね。
そう!当サイトでは今までMintの「Cinnamon」やBazziteの「KDE Plasma」を使ってきたね。
もちろんこれ以外にもUbuntuなど多くのディストリビューションで使われる「Gnome」やMX Linuxの「Xfce」など多数のデスクトップ環境があるよ。
それでFedoraのデスクトップ環境は一体何になるんですか?
そうだね…というのもFedoraには多くのエディションがあって
開発者&一般用途向けの「Workstation」&「KDE Plasma Desktop」
サーバー向けの「Sever」
IoT向けの「IoT」
仮想環境(VM)向けの「Cloud」
コンテナに最適化された「CoreOS」
があるんだよね。まあ僕たち一般人がこの中で使うとするならそれこそ「Workstation」と「KDE Plasma Desktop」のエディションになるかな。ワークステーションの方は「Gnome」デスクトップ環境でKDEプラズマデスクトップの方はそのまま「KDE Plasma」デスクトップ環境が採用されているよ。
…アラ?意外と採用されているデスクトップ環境は少ないですわね。
いや、実はこれ以外にもまだまだエディションがあって
「Fedora Spins」としてワークステーションのGnomeデスクトップ環境を別のデスクトップ環境に変えたエディションというのがあるよ。
一覧として
Xfce
Cinnamon
MATE-Compiz
i3-WM
LXQT
SOAS(Suger)
Sway
Budgie
Miracle
KDE Plasma Mobile
Cosmic
とかなりの種類があるね。ちなみに以前はPlasmaデスクトップ環境がSpinsに入っていたけど今年の春に配信されたバージョン42から正式にエディションの仲間入りしたよ。
い…意外と聞いたことが無いデスクトップ環境がありますわね。
でもMintでも使われている「Cinnamon」「Xfce」「MATE」がありますわ!
そう!もしMintから別のディストリビューションを試したいとなったときに仮にFedoraを選ぶとしても
このようにMintで使われているデスクトップ環境が用意されているから使い勝手をそのままにお引越しできるわけ!
もちろんデスクトップ環境は後から追加することも可能だ。他のデスクトップ環境を試したいときや気分転換に変えてみたいときにいつでも変更可能だ。
…とは言えいきなり難しそうなデスクトップ環境を入れると操作がわからなくて困るからある程度ネットで調べて知識や操作方法を身に着けておいた方がいいぞ。
そうだね。僕も以前Arch系のディストリビューションを入れたときに「Hyprland」というタイル型ウィンドウマネージャーを試したっけ操作がわからなすぎて大苦戦したからねw
初心者のうちはWindowsに近い見た目のデスクトップ環境を選んだほうが絶対にいいよw
というわけでメインPCに入れる前にまずはサブPCにインストールしてみるよ!
インストール方法は大まかな流れこそ以前のプラスで書いたMintのインストール方法と流れは大まかに同じだけど
Fedora系は他ディストリビューションとはちょっと違うインストールウィザードだからそれの解説を含めて別ページにまとめるね。
今回は「KDE Plasma Desktop」エディションをインストールします。…まあインストール方法はどのエディションも同じですのでデスクトップ環境が違ってもやり方は同じです。
またバージョンについては今年の春にリリースされた「42」を使用しています。今後バージョン43がリリース予定となりますが特にインストール方法に変わりがない場合は内容を更新しませんので予めご了承ください。
公開日:2025/10/15
Linuxといえばそれこそ日本人が使うにはまず日本語入力環境を整える必要がありますね。Windowsの場合は最初から日本語入力ができますがLinuxの場合はそう簡単にはさせてくれません。
UbuntuやZorin OSといった初心者向けのディストリビューションならインストール直後から日本語入力ができたり、同じ初心者向けでもMintの場合はほんの少しだけ設定が必要だったりしますね。同じように初心者にも向いているFedoraではどうなるのでしょうか?
公開日:2025/10/15
せっかくRTXグラボを積んでいるからLinuxでゲームをしたい!…というかゲーミングPCだからゲームできなきゃ困る!w
…しかしここにきてセキュアブートによる弊害が発生!w
NVIDIAのドライバーインストールからセキュアブート環境下でも使えるようにするまでの4~5時間の死闘をまとめたので僕と同じようにセキュアブートをオンにした状態でのグラフィックドライバーのインストールに苦戦している人は要チェックだね✨
公開日:2025/10/15
そんなわけでまだFedoraを使ってまだ間もない(※)ですが
(※FedoraをサブPCに初めて入れたのが2025年10月8日だったので)たしかテラさんはFedora派生の「Bazzite」を使ってましたね。そちらのディストリビューションと比べてFedoraはどうでしたか?
そうだね。最初は大企業が関わっているディストリビューションと聞いてちょっと心構えていたけど実際使ってみるととても使いやすかったね。多少プリインストールアプリがあるけどほぼ最小限のアプリしか入っていないArch系と比べたらプリインストールアプリが多い分こっちの方がインストールしてすぐに使えるOSというのが感じられるかな。
それ以上にネット上の情報量がUbuntuと負けじと大量にあってそれこそNVIDIAのドライバーインストールで危うく詰みかかっていたところ公式のディスカッションのスレッドや海外掲示板などでその対処法が載っていたからそれで無事に対処できた辺りコミュニティが活発なんだな~と思ったかな。
…トハイエ普通にゲーミングPCにLinuxを入れるならそれこそBazziteの方が良いかもね。あれはインストールメディアのダウンロードの時点で自分のPCに合わせたグラフィックドライバーが入っているものをダウンロードできるしSteamなどゲーム用のアプリがプリインストールされているからホントにゲーマーのために作られたディストリビューションというのが改めて伝わったかな。
僕が苦戦していたセキュアブート環境下でのインストールもいちいち複数のコマンドを入力しなくてもOSインストール後にMOK登録画面で「universalblue」と入力するだけで済むからね。
そう考えるとPCゲーマーがWindowsからLinuxに移行するなら一番オススメのディストリビューションはBazziteかなw
Fedoraは普通に使う分には特に問題ないけどSteamのゲームを動かせるようにするまでちょっと手間がかかるのがイマイチポイントかな。特にセキュアブート環境下だともっと尚更だねw
まあFedoraに限らずLinuxはセキュアブートとの相性はあまり良くないですからね。それこそArch系はほぼセキュアブート非対応みたいなものです。
ただ最近はマルウェアやサイバー攻撃の脅威が増えていますしご自身のパソコンを攻撃から守るためにもセキュアブートはオンにしたいですね。
今回のプラス制作にあたりセキュアブートをオンにしている状態でNVIDIAドライバーなどのサードパーティー製のドライバーのインストール方法をまとめましたので良ければ参考にしてみてください。