Tunings(音律・チューニングス)

一般的には、Musical Tuningは連続した無限の音からいくつかの周波数を抜き出したものである。(Tonalsoft encyclopedia:http://tonalsoft.com/enc/t/tuning.aspx

おそらくこの説明が単純明快な答えになるだろう。ここにオクターブだとか、純正音程だとか、という概念は存在しない。

ある系統の音楽、例えば西洋音楽で、どんな高さの音を使うかというルールとも言える。(小方厚, 2018, 『音律と音階の科学―ドレミ・・・はどのようにして生まれたかー新装版』, 講談社., p17)

音律はの歴史は、ざっくり

ピタゴラス音律→純正律→ミーントーン、ウェル・テンペラメント→平均律

と流れてきた。(小方厚, 2018, 『音律と音階の科学―ドレミ・・・はどのようにして生まれたかー新装版』, 講談社., p70)

日本語のWikipediaの「調律」には、比較的おもしろいTuningsの紹介がまとめられている(Wikipedia-調律:https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E8%AA%BF%E5%BE%8B)。

TuningやTuningsを音律と訳すことに違和感を覚える方も多いと思うが、微分音の最新の情報を読むと日本語にするなら音律としか言いようがないのである。

音律とはTemperamentが日本語訳なのではないか、と考える人も多いと思うのだが、Temperamentはピタゴラス音律(Pythagorean Tuning)に対しては使わない。

純正律も「律」という文字が付くので音律と考えることができるが、純正律は英語ではJust Intonation、つまり「イントネーション」である。

これらのことから、総括した言い方はTuningsしかないと考える。

本研究者は以下のようにTuningsを分類して考えている。

各分類は随時執筆予定。