23EDO(23平均律)

筆者が翻訳したXenharmonic wikiの23平均律のページも参照のこと

https://en.xen.wiki/w/23%E5%B9%B3%E5%9D%87%E5%BE%8B

23平均律は、3・5・7・11倍音に近くないため、長3度や完全5度の響きに近くないものの、短3度・((6))stepと長6度・((17))、そして14/11・((8))と11/7・((15))に対し、非常に近似すると言える。

Easley Blackwoodは次のように述べている。

それ(23平均律)はインドネシアのジャワ島やバリ州のガムランにおける、ペログやスレンドロとしてしられる2つの異なったペンタトニックモードのアレンジに関する興味を引き起こす。モードは現実的には12音に近似しない[Blackwood, 1994, p.2]。

23平均律はさまざまな響きに一桁レベルで近似する。特に、6/5・短3度・((6))、14/11・((8))、11/7・((15))、5/3・長6度・((17))、16/9・ピタゴラスの短7度・((19))に近い。

一方Xenharmonic Allianceは、23平均律が3、5、7、11倍音に20セント以内で近似しない、最も大きい平均律であり、重要な意味があるとしている。そして一般的な微分音理論家から非常に外れた領域のハーモニーの探求に適しているともしている[『23EDO』, Xenharmonic wiki, https://en.xen.wiki/w/23edo(最終確認日:2015年9月22日).]。

Blackwood, Easley., 1994, MICROTONAL COMPOSITIONS, Cedille Records.