10EDO(10平均律)

筆者が翻訳したXenharmonic wikiの10平均律のページも参照のこと

https://en.xen.wiki/w/10%E5%B9%B3%E5%9D%87%E5%BE%8B

10平均律の特徴とは次の2つにまとめられる。弦楽器において非n平均律類の調律をする場合、最も容易に調律ができる平均律の1つであることと、((2))//10が8/7、((8))//10が7/4に近く、13リミットまで考えたとき、((2))//10が15/13、((7))//10が13/8に近いことである。

10平均律はギターやフレットのある弦楽器と非常に相性が良い。480セントの4度が5つ、2オクターブの間隔(480*5=2400)に位置しているためである。これは開放弦が4度で均等に調律されていることを意味する。そのことは12平均律よりもコードや音階の指使いをより素晴らしく統一し、学びやすくする。5の倍数にあるすべての平均律でこのことは適用できるが、10平均律は特にシンプルである。[『10EDO』, Xenharmonic wiki, https://en.xen.wiki/w/10edo(最終確認日:2018年10月6日).]。

音程を見ると、周波数比が小さく表される音程に近似するものは、((2))//10が8/7、((8))//10が7/4に近い。逆に5平均律で発生したように、完全5度の値は大きいと認識できるほどの5度となる。13リミットまで考えたとき、((2))//10が15/13、((7))//10が13/8に近い。

実際に10平均律のギターを作ってみた! という動画がこちら。

Cataract for 10-EDO Guitar and Voice, Jason Conklin, https://www.youtube.com/watch?v=dEUtfiwF6GM

曲:10-tet String Compositions. https://soundcloud.com/kevin-hobby-98058998/sets/10-tet-string-compositions

曲:Big Bang (19edo/10edo), https://www.reverbnation.com/ziausa/song/28389233-big-bang-19edo10edo