MTS（MIDI Tuning Standard）

Tuning関係はこちらも参考のこと「Scala, SCL, KBM, TUN, MTS」

https://www.midi.org/articles/microtuning-and-alternative-intonation-systems, より

MIDI Tuning Standardは、MIDI Manufacturers Associationによって合意されたMIDI楽器のマイクロチューニングのための超高解像度仕様で、先見の明のある微調音楽作曲家Robert RichとCarter Scholzによって開発されました。この規格には、0.0061セントの分解能を持つバルクダンプとシングルノートの両方のマイクロチューニングが含まれており、これは基本的にオクターブを196,608の等しい部分に分割します。これは、現在利用可能なリアルタイム・マイクロチューニング・フォーマットの中でも最も優れており、最も柔軟性の高いものです。

Dave Smith Instruments excellent synthesizer line features MTS full-keyboard microtuning support, https://www.midi.org/articles/microtuning-and-alternative-intonation-systems

長所

・バーチャル楽器は、単一のMTSファイルを使用して完全にマイクロチューニングすることができます。

・1990年代からMIDI仕様の一部となっています。

 ・シングルだけでなく、仮想楽器のアンサンブル全体を、TUNやSCL/KBMで必要とされる方法で手動で新しいマイクロチューニングファイルをロードすることなく、楽器へのMIDI SYSEXデータの伝送をサポートするDAW内でリアルタイムに完全かつ動的にマイクロチューニングすることができます。

短所

・フォーマットはMIDI SYSEXデータなので、人間が読めるものではありません。

MTS マイクロチューニングフォーマットを製品に実装している仮想楽器ソフトウェアとハードウェアの開発者もいます。Dave Smith Instruments、E-mu、Ensoniq、Native Instruments、MOTM、Synthogy、Tubbutec、WayOutWare、Xen-Arts、Yamaha。

MTSフォーマットの重要な考慮点と現在の現実は、全てのDAW（デジタルオーディオワークステーション）がタイムラインからプラグインへのMIDI SYSEXの転送を許可しているわけではありませんが、REAPERやBitwigなど一部のDAWは許可しています。また、新しいVST3フォーマットは、VST 2.4 SDKの最も魅力的な可能性の一つであったMIDI機能の多くを悲劇的に落としてしまい、VST3は今後のバーチャル・インストゥルメントのマイクロチューニングにおいて大きな未知の要素となってしまいました。

Xen-Arts IVOR2 (x86) VSTi for Windows features full-keyboard microtuning with the MTS format, https://www.midi.org/articles/microtuning-and-alternative-intonation-systems,

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