Major Pentatonic Scale(ヨナ抜き5音音階・メジャーペンタトニック)

三分損益法に基づき、仮にCを主音として周波数比3/2を積み重ねていくと、CGDAEの5音ができあがる。このCDEGAの音階を、ヨナ抜き5音音階(ニロ抜き音階)やMajor Pentatonic Scaleと呼ぶ。

この音階は日本のポピュラー音楽に広く取り入れられている。

5音でやめたのは、古代中国の五行説という、5という数を尊ぶ思想と関係があるらしい。この5音階は中国から日本へ奈良時代に輸入され、「呂旋法(りょせんぽう)」といわれる音階となった。(小方厚, 2018, 『音律と音階の科学―ドレミ・・・はどのようにして生まれたかー新装版』, 講談社., p48)