Pitch Class(ピッチクラス)とPitch Class Set(ピッチクラスセット)

微分音用語ではないが、日本語の資料がほとんどないので取り上げる。

音域を無視した、Note Nameのことである。たとえば、ノートナンバー60をMiddle C3とする。この時、C-1, C0, C1, C2, C3, C4, C5, C6, C7, C8・・・などの、あらゆるCを意味するのがPitch Classという考え方である。

そして、それらのピッチクラスをひとかたまりにした概念がPitch Class Setである。

下記図はPitch Class Set [0, 1, 3, 4, 6, 7, 9, 10] の音階である。これは、C-1を0として考えてもよいし、C4を0として考えても良い。

The Exciting Universe Of Music Theory, Scale 1755 "Octatonic", https://ianring.com/musictheory/scales/1755

ピッチクラス理論についての詳細は、以下参考書籍を推奨する。

アレン フォート, 無調音楽の構造 ピッチクラス・セットの基本的な概念とその考察, https://www.amazon.co.jp/dp/4276132037?fbclid=IwAR39TEpLQFZUQwd1F-U6Q3LxrIcxArHALwfEMSbKvIAaZXpB1y0wBT-p9nc