EDO(Equal Divisions of the Octave、平均律)

オクターブを、等しいステップサイズで分割した調律の総称。しばしばETがこの意味で使用される。

オクターブにこだわったこの概念は、オクターブ等価性(オクターブ類似性)と関連があるだろう。

筆者はこれを「平均律」と訳している。

nEDOと呼ばれることがしばしばあり、nは変数の意味。すなわち13EDOは1オクターブを13分割したもの、22EDOは1オクターブを22分割したものを指す。nEDOを、筆者は「n平均律」と呼んでいる。

下の図はPaul Erlichによるもので、5-limitのハーモニーに対する様々なEDOの誤差の量を示している。ある点が与えられた軸から遠ければ遠いほど、その点に対応する調律の誤差は、その軸に対応する音程の誤差が大きくなる。

facebook, Paul Hjelmstad, https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10155435720941829&set=a.10150236466376829&type=3&theater

あくまでイメージであるが、20平均律は次のようなものである。これはScalaを使用して生成している。

n平均律の.sclファイルは、下記の「EDO/EDn scale generator」で簡単に作成可能

http://micro.soonlabel.com/Scott_Thompson/edg.html