第2作も

2009/3/5

「第2作も」

第1作で寅が帰郷した年を1969年と断定したわけだが

どうも第2作も同じ1969年のようなのである。


本来ならさくらが結婚、そして出産となった後での第2作の話しなので

当然第1作より1年後のお話・・・

と、なるのが筋であろう。



・・・しかし

第2作をもう一度よ~く観てみると

明らかに時代は1969年なのである。



まぁ~、映画「男はつらいよ」の時間軸はいつも多少のブレが生じるので

こんな(?)ことでは驚きはしない。


満男が小学生を7年間過ごしたり

泉ちゃんが4年間高校生活を送っていたりと

色んな話はある。


1話、1話、そのお話が「その時」なのである。



・・・と強引にまとめてから今回のお話である。





先ずは寅が「とらや」に帰ってくる最初のシーン。


随分ご無沙汰しちゃった、という寅の言葉に対して

おいちゃんは「まだ1年も経っちゃいねぇ。」と言う。


そしてここで「とらや」の店内に注目!


▲「納めの庚申は 12月11日 とらや」とある。



前回も言ったが1969年の「庚申の日」は

2/14(金)、4/15(火)、6/14(土)、8/13(水)、10/12(日)、12/11(木)。


またもやヒット!!


やはりこの作品の舞台も1969(昭和44)年なのでは!



続いて散歩先生宅でご馳走になるシーン。


夏子さんの脇に見える坪内家のカレンダー・・・

▲これも1969年の10月、11月の曜日配列である。



場面変わって・・・

無銭飲食で寅と登が警察に捕まったシーン・・・

▲思いっきり「昭和44年・・・」と書かれている!!!




間違いない!!!



第2作も時代は1969年である。



そして病院から寅が抜け出して大騒ぎになっているという話を

娘夏子に電話で話しているこのシーン・・・

▲壁に貼られているのは1969年10月!!



ということは寅が再び柴又に訪れたのは

1969年10月12日以降のことなのである!!!




映画の上映だけでなく

寅や柴又にとっても忙しい1年だったようだ。