出川哲朗さんもご出演

~2008年10月14日 ブログ版「男はつらいよ飛耳長目録」より~


ウンナンとは横浜放送映画専門学院(現・日本映画学校)演劇科で同期生であり(年齢では出川さんが1歳年上)その第9期卒業生によって結成された『劇団SHA.LA.LA.(げきだんしゃらら)』では座長を務め、今や「リアクション芸人」の代表格でもある

自称「喜劇役者」の出川哲朗さん。彼はレギュラーを持たずして自分の位置を確立した奇跡のタレントさんである。

実は彼は5作品も映画「男はつらいよ」シリーズに出演されている。本人はあまり覚えていないようなのだが、これは歴史的な事実なのではっきりとさせておきたいと思う。どうでも良いような事をあえて取り上げたい私としてはこのネタはしっかりと残しておきたいと思う。

■1回目の出演は第37作『男はつらいよ 幸福の青い鳥』。柴又駅前の「上海軒」で志穂美悦子さん演じる美保が働くようになり、それをたまたま備後屋さんと一緒に発見してその事を参道の店々に寅さんの恋人が働いていると言って走りまわる。

■2回目は第38作『男はつらいよ 知床慕情』。物語の最初の方で参道を自転車を押しながら寅さんの後について歩いていく。

■3回目は第39作『男はつらいよ 寅次郎物語』寅さんと秀吉の出発を皆と一緒に参道で見送る。このシーンではちょっとした演技が光っている。ちなみにこのシーンの撮影で渥美さんに「キミは普段何をしている人なんだい?」と声を掛けられたそうだ。

■4回目は第40作『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』。オープニングで笹野さん演じる泥棒が靴を履いて逃げるシーンでポンシュウの左側でハッピを着てお祭りの格好をしている。

■5回目は第41作『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』オープニングでの旅館『松風舘』でのシーン。さくらからの手紙を読む寅次郎、その封筒には何と1万円札が・・・・その傍らにはポンシュウ、篠原さん(渥美さんの付き人さん)、そして寝転がっているのは間違いなく出川哲朗さん!!(一番右)