こみや飯店さん

2008/11/13

「こみや飯店さん」  大船

またまた大船に出掛けてみた。


今回は鎌倉芸術祭の催しに参加するためなので

一番の目的は「山田監督トークショー」であった。


でもそれはそれ。


当然これまで成し得なかった


こみや飯店さんへの訪問は


今度こそという意気込みで真っ先に向かってみるつもりでいた。



駅も段々見慣れてきた。


いつも通り北口より外へ出て

横断歩道を渡る。

その先に真直ぐ続く道。

この道の最後は「鎌倉女子大」

つまり「大船撮影所」に続いていた道だ。


この道を真直ぐに進み、交差点を2つ越えた先に

こみや飯店さんはある。


道には今でも当時の名残がある。


このバス停も昔を偲ばせる名前だ。

ちなみにこのバス停はこみや飯店さんの直ぐそばである。


こみや飯店さんに近づくにつれ

赤いものが風にゆれヒラヒラしているのが見えた。


「のれん」である!

良かった。

今回ばかりは営業されていた。


ちなみに前回の写真↓・・・・さみしかったぁ~!

ジャ~~~ン!  

こちらがこみや飯店さん

特製ラーメン餃子セットである。800円

このシーンと同じどんぶりだと思う。

ちなみにネットで探した同じような器。

ラーメン丼 赤巻雷門

参考小売価格:420円(税込) 価格:340円(税込) 


ラーメン単品では500円

餃子単品では400円

セットにした場合は100円引きの800円となる。


店内は丁度お昼時とあって盛況状態。


テーブル席3つ

カウンター席5つ


郵便局職員や近くの工場の方などが

昼食に利用されていた。

地元の方に愛され続けているお店だと直ぐにわかる。


店内はカウンター越しに餃子の焼き場があり

女将さんが調理されていた。


奥の厨房では男性の方がラーメンを作っていた。


一通り店内を見渡すが

特に「男はつらいよ」に関わるモノは無し。


お店の休みが貼り出されていた。

どうやら毎週日曜日に休みのようだ。


おおっ?

一日だけ木曜日が休み。


どうやら月イチで木曜日を休んでいるようだ。

その月イチに前回はぶつかったらしい。

何という運の無さ。(T_T)



奥の厨房の棚にはラーメンどんぶりが積んであった。

赤いラーメンどんぶりと白い器。

残念ながら映画に出てきた白い器は無い。


ラーメン以外のタンメン等の時に

白い器を使っているようで

初めて見る器である。


小皿では龍模様はあったものの

ラーメンの器には無かった。


意を決して訪ねてみようと思うが

これがまた結構な混雑で

訪ねるチャンスがまるで無い。


最後は店内が満席状態。


仕方なく店を出ることにした。

ラーメンは一応完食。

その5時間後、17:00頃

鎌倉芸術祭の帰りに再びお店に寄ってみた。


「準備中」の看板。


ガ----ン!!しまったぁ~。

でも店内には灯りが・・・・

う~~~ん・・・・

でもこれを逃したら次回がいつになるか

わからないし・・・・


え~~~い!!


ということで飛び込んでみた。

かなり緊張した。


お店の方は仕込み中なので

当然忙しい。


はた迷惑な話であるが話しかけてみた。


色々と前置きしながら話してしまい

それが逆に怪しい人間に見えたのか

はたまた「男はつらいよ」の映画には

あまり興味が無いのか

会話が上手くできなかった。


お店の方が言うには

映画で使っていた器は小道具との事。


それほど鮮明に覚えているわけでは

ないような感じであった。


多分聞き手である自分が下手だったから

上手く聞き出せていなかったのだと思う。


反省である。


こんな時小寅さんのようにできたらと思うが

なかなか上手くできないものである。

小寅さんの偉大さを感じる瞬間である。


本当は第何作でラーメンを使われていたか

忘れているようであれば

どのマドンナの時か

もしくは何か「男はつらいよ」で想い出はあるか


などなど色々と訪ねてみたかったのであるが・・・・


ああ・・・・情けない。



ただ検証できた事と言えば

同じ器の存在はあった。


それがたとえ偶然だとしても

いくらよく見かけるラーメンの器であっても・・・


あまりにも奇遇である。


そこで仮説を考えてみる。


?@本当にこみや飯店さんの器を使用した。

?A本当に偶然である。

?Bたまたま同じ問屋から仕入れた。


?Bは結構イイ線ではなかろうか。


大船の地域でこういった器を卸していた

問屋さんから

こみや飯店さんと大船撮影所の小道具さんが

たまたま同じ器を注文したから・・・・・


う~~~~ん。あり得る!!



突然こんなラーメンの器についての質問なわけで…

お店の方もさぞかし訝しかった事だろう。


あまりに緊張してしまい

肝心の赤いどんぶりをいつから使い続けているのか

ということも聞き忘れてしまう始末。


ああ・・・・ホント情けない。(T_T)


こんなことではここに書込むほどではない

と思いながらも一応ご報告。


あとはもう一度柴又の上海軒を見てみたいと思う。

これに近い器ならかなり映画の内容に近づくが

わざわざ柴又から大船までラーメンの器を運ぶだろうか・・・・


あり得ない・・・・か??



それではまた。


<おまけ>

ラーメンの器・・・・奥が深い。