浅草どうでしょう。

2008/9/5

「浅草どうでしょう。」  浅草

浅草は寅さんとも、とても縁の深い場所なのである。

渥美さん自身も第2の故郷といっても過言ではないくらい縁のある場所なのだ。


浅草。


雷門。

寅さん。

(第11作「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」より)

裏から雷門。

その「聖地」浅草へ

今回初めて訪れたわけである。


もの凄く多国籍な場所である。

いたるところから異次元の会話が飛び交う。


関西弁、英語、韓国語、中国語、ドイツ語・・・等々。



雷門を抜けて続く「仲見世通り」

お土産家が軒を並べる。


平日夕方にも関わらず活気がある。


この場所でも「男はつらいよ」は撮影された。

(第12作「男はつらいよ 私の寅さん」より)


現在のその場所である。「フジヤ」さんが目印。

本日の営業は終了したのか、

はたまた偶然定休日だったのか

映画と同じくシャッターの閉まっているカメラ屋さん。


シャッターの閉まっているお店をパシャパシャ写真に収めている私を

不思議そうに見ていた向かいのお店の店員さん。

驚かせてスミマセンでした。



「仲見世通り」を通り抜けると見えてくる

宝蔵門。

そして左脇には・・・


五重塔。

そうそう、この塔!

これを探していた!!

遂に実物を見る。


この塔をこの角度から観ると

このシーンと同じ。

(第22作「男はつらいよ 噂の寅次郎」より)

ちなみに、このシーンでも遠くから見える。

(第23作「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」より)

このシーンでも見える。

(第47作「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」より)

これは満男が就職した「光陽商事」の屋上から見える風景である。

その場面で映っていた二つのビルは現在も健在である。

(Google「ストリート・ビュー」より)

そしてそして吾妻橋でのこのシーン。

これも浅草なのだ。

(第47作「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」より)

(Google「ストリート・ビュー」より)

(Google「ストリート・ビュー」より)


話は戻って浅草寺。


このシーンの二天門は只今修復工事中。

(第11作「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」より)

同じアングルでは撮影できず。。。残念!


ちなみに・・・

第21作「男はつらいよ 寅次郎わが道を行く」でも

浅草が登場する。

こちらは吉川さんに教えて頂いたので

次回二天門の修繕工事完了と共にまたまた浅草に出掛けて

今度こそ完璧に写真に収めてみたいものである。

「寅さん」こと、渥美清。


1951年、浅草のストリップ劇場(百万弗劇場)の専属コメディアンとなり

その後1953年には、フランス座へ移籍。

(現在の演芸ホール -Googleストリート・ビューより-)

そのフランス座へ通ったであろう

浅草寺、仲見世通りより続く道に

渥美清、森川信などの数々の浅草縁の有名人たちが街灯に名を連ねている。

演芸ホールより一番最初に見えるのは渥美清である。

その裏側は初代「おいちゃん」こと森川信。

素晴らしい!


感動この上ない!!



そして現在も「男はつらいよ」を上映している映画館。

もちろん浅草、こちら「花やしき」も忘れてはいけない。

そして次回こそこちらの現在写真も是非アップしたい。

(第21作「男はつらいよ 寅次郎わが道を行く」より)

前回浅草を訪れた時に、不覚にも見落としてしまった

第21作「~寅次郎わが道を行く」でロケ地となった

元東京クラブの路地裏に今回は行ってみた。


このモスラのような形をした建物、「東京クラブ」。


正面は普通です。



これが目印なので位置はバッチリ!


現在の風景。

写真にチョロっと映っている洋食「ヨシカミ」。


映画の中でもっとバッチリ映ってる。

で、寅さんが啖呵バイをしているシーン。

現在の風景。

この場所で寅さんは啖呵バイしていたのである。

(こんな場所でパシャパシャと写真を撮っていたため

地元の怖い方々にかなり睨まれてしまった。。。)


いつものことであるが映画と実際の場所とはかなりギャップがある。


確信を持って撮影していたが、しばらくすると「ホントにここか?」と

疑わしくなるくらい持っていた印象とは違っている。


こういった調査をしていると昔の写真をいっぱい探すことになるのだが

浅草は特に昔の建築物はとっても味わいがあって素晴らしいものが多い。

もう少し早く訪れていれば、そういった建物も実際に見れていたのにと思うと

至極残念で仕方ない。何とももったいない時間を過ごしたものだ。



今回は時間が少しあったのでちょっとブラブラと歩いてみた。

浅草は演劇が栄えた場所ではあるが、それに伴い演劇用の小道具のお店も多い。


路地裏にはカツラや舞台衣装など専門店が多く存在する。

そんな中観光客の目にも付く通り沿いにあるこちらのお店には

とても興味深い衣装が!!!

ぶら下がっている衣装・・・

まさに寅さんのスーツである。

お店の方に聞いてみた。


素材・・・ウール100%

価格・・・5万円!




欲しい!



もしかしたら尾瀬の寅さん御用達のお店だろうか?


かなり後ろ髪ひかれる思いでお店を後にした。




今回浅草にきた目的のひとつに

前回撮影できなかった↓このアングルでの撮影があった。

二天門越しの本堂である。

前回は改修工事のため撮影できなかった。↓

今回こそはと思ったら・・・

肝心の本堂が改修中であった。

二天門は改修終了していた。

またまた浅草に課題を残した寅福なのであった。







おしまい。