静岡県ロケ(24作)

第24作「春の夢」 

エンディングでのロケ地

静岡県沼津市西浦足保「天神社」そば 

<映画> 

<現在> 

<全体> 

寅が座っていた位置 

ピンク囲み



反対側から 

恐らくこんな感じで座っていたのではないだろうか。 

水色シルエットで寅を仮想

橋自体当時と変わっているので

あくまでもこうだったであろうという想像の材料にして頂きたい。


◆2作品のエンディングが同じ場所であるという物証


比較して検証 

16作で映る建物(ピンク囲み) 水色シルエットで寅を仮想

橋自体当時と変わっているので

あくまでもこうだったであろうという想像の材料にして頂きたい。



「静岡県ロケ地」でもお伝えしたが

16作と24作のエンディングロケ地は同じ場所なのである。

この事はロケ地本でもしっかり紹介されている。



◆2作品のエンディングが同じ場所であるという物証


比較して検証 

16作で映る建物(ピンク囲み) 

現在もある。


そして24作でも映っている(ピンク囲み) 

同じ建物である。



◆カメラアングルの検証


<16作> 

<カメラ位置> 

港側から山の方へカメラは向いている。


<24作> 

<カメラ位置> 

山側から港の方へカメラは向いている。



<カメラ位置比較> 

※カメラと寅はおおよその位置

※航空写真は2010年頃の比較的よくわかるものを使用





それでは映画の流れで紹介。



出店の前を人々が行き交っている。 

後ろの方には船の姿も見える。 

道路全景。ガードレール側に祭の出店は並んでいた。


一斗缶に火をくべて暖を取っている寅

見覚えある親子が近づいてくることに気が付く。

<映画> 

<現在> 

<全体> 

映画でも映っている玄関は当時の雰囲気を残している。



「よおぅ!」


ポンシュウ

「よう、おめでとう。」

<映画> 

<現在> 

<全体> 

こちらのお宅も撮影時よりあまり変わっていない。

寅の座っていた「天神橋」はかなり変わっていた。

「平成4年10月竣功」とあったので架け替えられた模様。



「どうした、ぼうず。

 お前、母ちゃんいなくてずっと元気でやっていたか。

 大変だな、お前も。」

ポンシュウの子供を気遣い声を欠けるが 

何やら事情が少し違うかのように 

意味深に照れるポンシュウ。


そこへ女性の声が

女性

「なおちゃーん」子供を呼んでいる

「ほら、ほ~ら、また忘れて」


「?」 

女性が車から荷物を運んでいた路地 

ポンシュウ

「あれか?

 あ、つまりその~なんてのかなぁ

 こいつのな(子供の頭を撫でて)…

 新しい母ちゃん。」 

女性

「あら、あのうちのがいつもお世話になってます。」




<映画> 

<現在> 

<全体> 

女性

「よろしくお願いしま~す。」

お辞儀しながら寅の前を通り過ぎる女性


ポンシュウ

「いいから行けって」




<映画> 

<現在> 

<全体> 

ポンシュウ

「ひ、ひひひ。(笑)

 ま、いいじゃねえか。」 

女性

「とうちゃーん、ここでいいの?」


ポンシュウ

「あ、いいんだよー。」 

(なるほどね~、そういうことですか…)


「チキショウ。

 フっ!、正月早々やってらんねえや!!


 あー、さあもうやけだ!


 汚(お)わい屋(かつて、便所の汲み取りを業とする人をいった語)

 火事でヤケクソだ。(クソが焼けたでかけている)

 ヤケのヤンパチ日焼けのなすび、

 色が黒くて食いつきたいが

 あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときた!



 さあどうだい、

 今日は特別大奉仕!ね!

 これもうタダで持ってっちゃって、さあ!

 ただで持ってけこの泥棒野郎!

 さあどうだー!

 


 どう、鶴は千年亀はは万年ってやつでねー!

 あなた百までわしゃ九十九まで、

 ともに白髪の生えるまで…ね!

 夫婦…」



寅の啖呵バイは続く…



カメラ引きの画

このシーンでは船着場の船がばっちり見える。

<映画> 

<現在> 

<全体> 

見えているのは天神社の鳥居。 

鳥居を正面から



そしてラストショット! 

沼津アルプスの山々がきれいに見える

このラストショットは今回是非撮影したいと思っていた場所。



現地で色々あったが今回は幸運にも

土地の方のご厚意で特別に撮影することができた!


最高のエンディングの一つでもあるこのショットは

これまで誰も世に発表していないので

恐らくは今回が初登場ではないだろうか。


ご覧頂こう。

高羽アングルを!!



<映画> 

<現在> 

<全体> 

今回のロケ地での一番の収穫ともいえる撮影。

映画のカメラアングルよりやや高さは足りないが

ほぼ同じ高羽アングルでしっかりと再現できた!




沼津アルプスの山々 


感無量である!




<映画> 

<全体>