おざわやさん

続いては失恋の瞳(泉ピン子さん)と出会うシーン。 

中部電力株式会社   蓄電池設備小屋 

工作物名:「川口発電所塩郷ダム」、正式名称:塩郷堰堤(しおごうえんてい) 

その小屋の2階窓からダムの上部が見える

その小屋から寅が出てくる。 

階段を下りる寅。 

瞳(泉ピン子さん)に気が付く寅。 

瞳の足元 

何気なくピン子さんは立っているが

実はこの場所は超怖いのだ! 

写真ではわかりにくいのだが、柵が低いためダムの下に吸い込まれそうな錯覚に陥ってしまう。

そんな場所にピン子さんは立ち演技をしていたのだ。

これは現場でしかわからない事実!

この柵のTOPが腰くらいまでしかないので前のめりになりそうになる。 

そんな恐怖の場所に今回もご一緒させて頂いた吉川さんに立って頂いた。 

場面変わって今回の注目ロケ地ポイント 「おざわ屋さん」 

何気なく一瞬で場面チェンジしているが、塩郷ダムから千頭にある「おざわ屋さん」までは距離約19km、車でも約28分掛かるのだ。 

<おざわ屋さん外観> (右の建物)

バス停のシーンが思い出される。 

店内には当時の写真が飾ってあった。 

「おざわ屋さん」ではざるそばを注文 

バスも撮影用なのだろう。「下泉駅前」行きの表示になっているが当時は路線バスで本当にあったのだろうか? 

渥美さんは「おざわ屋さん」での撮影前の晩にお一人でフラッとお店に来られたようだ。

「おざわ屋さん」のご店主より教えていただいた新事実。 

そしてもうひとつ

「おざわ屋」さんには ゆであずきは無かった… 

それでは高羽アングルでの

再現開始。 

新しく家が建っているため高羽アングルでは撮影困難。 

1975年頃の航空写真で比較 

かなり画質は悪いが右の2010年頃には既に存在する

薄ピンク色の道路は撮影当時はなかったそうだ。

(水色は「おざわ屋」さんの位置。赤矢印は川根大橋の袂まで) 

橋の袂まで当時は家が並んでいた模様。 

そして寅と飈一郎を乗せたバスは「川根大橋」を渡って行くのであった。 

ここが「川根大橋」である検証 

最後の最後に同じ柱が今でも存在している。 

色は違うが同じものが車窓でも見えている。

色は橋と同じ水色から茶色へと塗り替えられている。