第10作 ロケ地巡り

2015/5/22

「第10作 ロケ地巡り」  男はつらいよ

八千草薫出演のシリーズ第10作


男はつらいよ 寅次郎夢枕



この作品にはあの第8作にも出てきた

雄大な山々が再び登場する。





ご紹介するロケ地は前回よりやや南下した

山梨県北杜市明野町





実は今回のロケ地の初登頂は2013年12月であった。


天候の悪い中、寅仲間の数人と巡ったのである。




映画のシーン順にご紹介しよう。


寅が山道を歩くシーン

この場所は2013年12月時は不明であった。



山の形ぐらいしか情報もなく

2013年の時は悪天候で山の形も確認できなかったため

探す意識もなかった場面であるが

今回の再訪で偶然にも発見できたのである。



それがこちら

遠くの山々を眺めながら歩いていると

「ハッ」となったのである。


何処か見覚えがある!


慌てて持っていた資料に目を通す。


これだ!


全くここは予期していない場所だったので

突然の発見に一人興奮状態。



あまりにも嬉しすぎて、途中、甲斐駒ケ岳を写生している方に

思わずこの喜びをお伝えしようとしてしまったが

さすがにここは自重しグッと堪えた。




ここは不明。

ひょっとしたら見つかるかもと期待していた場所だったか

残念ながら今回も発見には至らなかった。




そしてこのシーン。

バックに映る雄大な甲斐駒ケ岳。

この名シーンの場所を初めてご紹介されたのは

寅友である小寅さん。



実際に自分の目で見ることを夢見て

最初に訪れたのが2013年12月。



その時はあいにくの天候で肝心の甲斐駒ケ岳が

残念ながら見えなかった。


それがこちら

一番期待していた場所だっただけに

どうしてもこの状態では納得できず今回再訪。



そしてついにその場所で何とか映画と同じ

山々の撮影に成功!


それがこちらである!

感無量である。





この場所は不明。

できれば寅がいった場所なのでここも探したい。

次回の課題である。


空一面に広がるような金ヶ岳と茅ヶ岳

昔から「にせ八ヶ岳」と言われているのも納得。

この場所を特定はできなかったが

同じように見える場所から一枚

柿はこの時期結構な確率で同じような姿であるため特定できず。

この場所も発見できず。

そして一番の捜索対象がこちらのお屋敷。

ここはあの田中絹代さんが登場する

本編でも非常に重量な場所なのである。

建物自体がかなり古いので現存はとても厳しいと思われる。

頼みの綱は屋根向こうに見える松の木か。

こちらも発見できず。(詳細ご存知の方、情報求む!)




遠くには恐らく甲斐駒ケ岳。

それが見える場所のこちらも不明。

寅と田中絹代さん

背景には甲斐駒ケ岳の山姿

ここは今回決定的に抑えることができた。

ほぼ映画と同じ情景で撮影成功。

甲斐駒ケ岳

田中絹代さんとの別れ

ここは2013年の方がアングル的に成功。

遠くに八ヶ岳が見える。山の遠景はこちらが成功。

登と歩く寅。

その道続き。後ろには古い蔵。

これが現在の蔵。すっかりきれいになっている。

実はこの場所、田中絹代さんとの別れの場所のすぐそばで

道つながりなのである。

バス停での寅と登。

2014年、見事な山姿。映画と同じ高羽アングルでの撮影成功。

今回この場所はかなり感動した。

あまりにも前回の状況が悪かったので、

今回は立ち寄ることはやめようかと思っていた。


こちらが2013年。悪天候で何も見えず。

写真からして寒そうなのがわかる。


これが今回。

本当に良い場所である。


同じアングルには入らないが

実は右側には富士山も見えている。


ロケーションがとても素晴らしい!

改めて山田組ロケハンに敬服。

ここをロケ地に選んだ理由が理解できた。





寅と登のバイ

実際の神社はこんなに小さいのである。

注意しないと素通りしてしまうくらいの規模。




エンディングでの橋。

この橋は本当に交通の不便な所にある。

(ここを発見したちびとらさん、凄い!)

なのでこの橋を利用する方は現在はほとんどいない。

2013年版

2014年版

そして

エンディングでの篠原商店さん。

2013年版

2014年版

建物が建て替わっているので同じアングルは難しく

ちょっと高羽アングルからは外れてしまった。(苦しい言い訳)

篠原商店の軒先。

2014年撮影成功。

まだまだ課題を残している山梨県。

次回リベンジに備えたい!






おしまい