37作ロケ地

2018/1/12

「37作ロケ地」  男はつらいよ

今回は芦ノ湖に行ってきた。


ここはご存知

第37作

男はつらいよ 幸福の青い鳥

エンディングが撮影された場所。


今年も盛り上がった

箱根駅伝の往路ゴール復路スタート地点の

すぐそばが撮影場所。


あまりにも有名な場所なので行かれた方も多いはず。

この日も多くの観光客で賑わっていた。


映画と少し違ったのは大半が外国人観光客だったこと。


いつもの通り、景色とはまった~く関係のないアングルを

ひたすら撮り続ける私を観光の方々は

不思議そうに見ていた。


日本の方には直ぐに察する方もいらっしゃるのだが

外国の方々にはかなり理解し難い光景だったに違いない。



それでは今回も高羽アングルと合わせて

現在の芦ノ湖の姿をどうぞご覧ください。




映画では寅の年賀のナレーションで始まる。


新年あけましておめでとうございます。

健吾様、美保様におかせられましては

平和な正月をお迎えのことと存じます。

お二人のご幸福を心よりお祈り申し上げます。


遊覧船の港。大きく様変わりしている。 

続き…


小生、相も変わらず 

青い鳥を求めての旅暮らしでございます。 

正月元旦

車寅次郎 拝


ピ~ 

バンバンバン(花火の音)


ピピピッピ

(笛を吹きながら歩く寅)


ボ~(大きな船の汽笛)


バンバンバンバン(花火の音)



わぁ~かわいい(有森也実さん)


寅:ね~

これを吹くと幸せになる青い鳥、いかが? 

うそ~

普通のおもちゃでしょ。


ポッポ(笛を吹く有森さん)


あ~

吹いた。

吹いたからあんたもう幸せになっちゃうよ。 

だっておじさんだって今吹いていたじゃない。


だから幸せだろう。


どんな風に?


こんなきれいなお姉ちゃんがそばに来てくれたじゃないか。

幸せだから。 

ウフフフフ

ユニーク。 

えへへへへ

ね~。 

ね~ちょっとこの人ユニーク

え~な~に~


おめえたちの方がユニークだよ。

あははは!


そ~んな~(エド・はるみさん)

※ピンクのマフラーに白いコートで後姿の女性がエド・はるみさん。


この笛を吹くと幸せになれるんだって。


え~うそ~

ほんと~


さ~

もうこうなったらねドンドンまけちゃう。 

ヤケのヤンパチ日焼けのなすび

色は黒くて食いつきたいが

あたしゃ入れ歯で歯が立たないよときた。


はははは


テーマ曲が流れる。

行き交う人々はみな笑顔で幸せそうである。


大きな富士が見える。 

芦ノ湖でのシーンはここまで。

そして最後の俯瞰のシーンの撮影場所へと向かった。




最後の「終」マークのでる俯瞰。

さっきまでいた港が見える。

この俯瞰撮影はまだ誰も成し得ていない。 

本来ならこの位置が一番高羽アングルに近いのだが

残念ながら立木が遮り写真の撮影ができない。


少し左にずれてしまうがこちらからの方が映画の雰囲気に近い。



最後のカットを撮影した場所は大体の見当はついていたのだが

残念ながらその場所へは今回行くことができなかった。


撮影から約30年、環境は激変しその場所へは

自由に行き来できなくなってしまっていた。



正確な高羽アングルではないが 

やや違うとは言えやはり最高である!




おしまい。