備中高梁へ!
第32作 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎
2022年10月2日記載
シリーズ後半作品の中で、ひときわ輝く傑作! 全編において寅が大活躍する、これぞ映画「男はつらいよ」の真骨頂!
2022年5月1日
第8作で登場した備中高梁。街中を見渡せば博の父、飈一郎の姿を思い出す。それほどまでに作品に溶け込んだこの街に、いつか行ってみたいと思っていたが、ようやく今年その夢が実現できた。新しく変わっていた駅に馴染みは無かったが、一歩街に向かって歩きだせば、初めて来たという思いより、どこか懐かしく思える不思議な感覚でその風景を眺めている自分がいた。そんな寅福が見た備中高梁を今回はお届けしたい。
今回もまた、敬愛する「高羽アングル」にてお届けいたします。ロケ地にご興味のない方はどうぞご遠慮ください。
今回ほぼ最初から備中高梁が登場する。
博とタコ社長の険悪なムードの真っ只中のとらやへ、いつもの調子で寅から能天気な電話が掛かってくる。
🔶 寅がとらやに電話をしている、備中高梁導入シーンのロケ地 🔶
「おう、さくらか!みんな元気にやっているか?」
「白神(しらが)食品店」ひろみ(杉田かおるさん)が働くお店である。
「おれ?
おれはあれだよ。あの・・・備中高梁ってとこにいるんだ。」
駅から北側にロケ地は点在している。
寅が電話をしていた場所。公衆電話は映画の小道具なので、この場所に公衆電話は存在しない。
寅「そうよ、博のお父っつあんの故郷よ。近くまで来たんでね、急に思いついてさ、墓参りしようと思って。」
「あの寺の名前、何っつたっけ?寺の名前。」
さくら「博さん、今お兄ちゃん岡山県の高梁にいるんだって。」
博「え~?」
さくら「ね、お義父さんのお墓参りしたいって言うんだけど。なんていったっけ、お寺。」
博「蓮台寺」
さくら「もしもし、蓮台寺だって!」
寅「あ、そうそう思い出した、思い出した、
え?いつ帰るかって?
そうだなー
まーこれから出雲の方へ出て
米子、鳥取とフラフラと秋の風に吹かれて歩いているうちには
いずれ柴又へ着くでしょ。へへへ(笑)
おい?・・・あー切れたか、ま、いいや。」
(相変わらずのん気な寅である。)
さくら「のん気な事言って・・・」
おばちゃん「何だって?」
さくら「当分帰ってきそうにもないわね、あの調子じゃ。」
博「しかし義兄さんよく覚えていてくれたなぁ~、親父の墓の事まで。」
おいちゃん「そういうことは妙に覚えが良いんだよ、あいつは。」
おばちゃん「他の事は直ぐ忘れちまうのにね。ふふふ(笑)」
博「さてと仕方がない、工場に行くか。」
さくら「博さん、仲直りしてね社長さんと。」
のん気な寅のこの電話で、結果的に博とタコ社長の険悪な雰囲気は解消されたのであった。タイミングも見事だが、寅の優しい心根に触れた人間は、最終的に他人を許せる気持ちになれるのだ。
紺屋川筋
紺屋川(伊賀谷川)は、備中高松城の外堀として整備された川。周辺は風致(自然の景色などのおもむき、あじわい)地区として整備されており、歴史的建造物も立地している。
高梁基督教会堂
高梁基督(キリスト)教会堂は明治22年の建築。現存する県下最古の教会で、県の史跡に指定されています。
明治12年に始まった高梁でのキリスト教布教活動は、翌13年に新島襄(にいじまじょう)が来高すると急速に発展し、信者の浄財によって教会が建築されました。
県下初の女学校・順正女学校を創設した福西志計子(ふくにししげこ)や社会福祉事業家の留岡幸助(とめおかこうすけ)らを育てた教会でもあります。
出典:高梁市観光ガイド
※映画「男はつらいよ」には出てきませんが、散策している中で、とても素晴らしい建物だったので撮影しました。
🔶 朋子(竹下景子さん)との出会いのシーンロケ地 🔶
映画で博は蓮台寺と言っていたが、実際は「瑠璃山 泰立寺(たいりゅうじ) 薬師院」。
しっかりとした記念碑も建てられている。素晴らしい!
泰立寺は備中高梁駅から直ぐの場所にある。
この道を真っすぐ行くのが近道
泰立寺鐘楼からの眺めより始まる。
飈一郎の墓前で話しかける寅。
寅 「先生、しばらくだなー!(墓にウイスキーをかけてあげる寅)
俺だよ、寅だ。覚えているか。
葬式には来れなかったんで・・・今頃やって来た。
(酒を酌み交わす寅)
俺は元気だよ。相変わらずのフーテン暮らしで、嫁さんももらえねーけどな。
これは持って生まれた性分だ、しょうがねーや。へへ」(笑)
博はちゃんとやっているからな。
さくらとも仲良くやっているし
何の心配もいらねえよ。」
墓前で手を合わせる寅。
故人となった方へも寅は変わらず寄り添ってくれる。こういう寅の行動にいつも心打たれる。
「さーて、柴又へでも帰るか・・・。」
「なんだ、酔っぱらってんのか?あの坊主。」
フラフラとしながら階段を上がってくる住職。
朋子 「お父さん、大丈夫?やっぱり酔ぉーとる。しょうがないなぁ・・・
(朋子のテーマが流れる)寅に恋のスイッチが入った瞬間である!
法事の時はお酒を控えるよう、言うとるでしょ。」
(風呂敷を落とす住職)
(風呂敷を拾う寅)
朋子 「あ、どうも。」
寅 「いえ、私持ちます。」
住職(松村達雄さん) 「お参りかの?」
寅 「はい、諏訪先生のお墓に。」
住職 「諏訪先生のお知り合いかの。そいじゃあ遠方から?」
寅 「はい、東京から・・・」
住職 「ほー、それはまた遠くから
ちょっと寄っていきんさい。へへへ(笑)」
朋子 「(笑顔で)どうぞ!」
しかし・・・竹下景子さん、最高にきれいだなぁ~(個人的感想)
寅 「でもワタシ、やっぱり急ぎますから・・・」
朋子 「でもお茶の一杯くらい」
寅 「でも・・・ご迷惑ですから・・・」
朋子 「父もそう言っております、さぁどうぞ。」
寅 「そうですか」
朋子 「ええ、どうぞ」
寅 「それじゃぁ、ほんとうに一杯だけ頂いて直ぐ失礼しますから。」
このアングルは高い位置から撮影されているようだ。どこから撮影されたのか・・・
残念ながら再現できず。
こうしてみると要塞のような作りである。
朋子(竹下景子さん)が買い物をするシーンのロケ地
買い物をする朋子
高梁市本町56付近(ひな人形の喜峯そば)
ずいぶんと家から遠く離れたお店まで朋子は買い物にきている。何かきっと目的があるのだろう。(単に背景に趣があるからという事はあえて考えない。)
🔶 寅(納所さん)を乗せたタクシーが走るシーンのロケ地 🔶
シーンはここから始まる。
場所はここ。建物の上から撮影している。
寅 「運転手さん。」
運転手 「へい!」
寅 「仏さまは、いくつで亡くなられたかな?」
運転手 「92(歳)です。」
寅 「ほ~」
運転手 「今日は七回忌じゃけ、生きてりゃ100(歳)ですら。あれだけ生きりゃ、めでたいもんじゃ。」
タクシー運転手(関敬六さん)の後ろに映っているのは巨福寺の階段。
運転手「気をつけんさいよ」
備北タクシー通過 右側には「稔自慢」の看板
タクシーの走ったルート
寅を乗せた車が、ひろみの店の前を通過していく。向かった先は「堤章玉堂印舗」
ご主人(長門勇さん) : 「ああ、ご苦労さん、今寺から電話があったんじゃけど、院家んさん具合悪そうで行けんが・・・」
寅 : 「代理を務めます、納所坊主でございます。不慣れな点はどうぞご了承願います。」
ご主人 : 「そんな、かまやせんがんそんな。ありがてぇとこチョロッとやってくれりゃぁーそれでええんじゃ。
あがってちょーだい。おー、納所さんみえられたで」
現在、店舗はなくなっている。
一道(中井貴一さん)とひろみ(杉田かおるさん)の二人の関係がわかるシーンのロケ地(泰立寺の裏)
一道 : 「雨が上がって、さあっと晴れた一瞬は・・・絶対のシャッターチャンスじゃけえーなー。」
ひろみ : 「へぇ~」
一道 : 「空気が澄んで、木の葉が雨に濡れて、キラキラ光って・・・そいじゃけえ、明日あたり雨があがるかなぁ思うたら、前の晩から車の中で待つんじゃ雨の音を聞きながら。」
ひろみ : 「そげな時、何を考えるん?」
一道 : 「別に!何にも!」
ひろみ : 「ふぅ~ん。」
一道 : 「ただぼんやり写真見てるんじゃ。」
ひろみ : 「何の写真?」
一道 : 「つまらん写真・・・ヌード。」 取り出したのはひろみの水着写真・・・なぜそんな写真を持っているんだ一道!(笑)
ひろみ : 「いやらしい・・・あっ!私だ!やだ、ちょっとー、 一道さん!やだやだいけんよーねえ返してねえ意地悪!エッチ!」
ひろみ : 「風邪ひかんでねー。」
一道とひろみが別れた道。ひろみは颯爽?と原付で走っていく。
ちなみにこのシーンでひろみの後ろに映っている塀は、最初に寅がこの寺に来た時に映っていた塀と同じである。門の外側と内側の違い。
ご主人(長門勇さん)と運転手(関敬六さん)が、寅さんを泰立寺まで送ったシーンのロケ地(泰立寺の前)
ご主人(長門勇さん) : 「この納所さんの法話のありがといこと・・・フフフ(笑)」
朋子 : 「ほんま?」
ご主人 : 「悪いけどあんたのお父さんのな、小難しいお説教より、よっぽどためになる言うてな・・・ぼっけえひょうばんじゃったが!
お布施はずんどいたからな。」
朋子 : 「はぁ~、よかった~、うまいこといったんじゃねえ~」
寅 : 「ええ、まあ何とか。」
朋子 : 「ねえ、どなえな話をされたの?」
寅 : 「いやあー、口から出まかせですよ。」
朋子 : 「えー?(笑)」
寅 : 「へっへっへっへ。(笑)」
朋子 : 「なんか面白い。ははは(笑)。寅さんはもうお昼ご飯すんだんでしょ?」
寅 : 「はい、あちらで済ませました。」
朋子 : 「じゃあ晩御飯は何にしましょう。」
寅 : 「いえ、もう何でも結構ですよ。余ってるもんで。」
こうして寅はやっぱりまたもや旅立てなかったのである。
♪ラララ・・・ランタンタンタン ンチャチャチャンチャチャ 花摘む野辺に~日は~落ちぃ~て~ ペロペロペロ ペンペンペンペン♪
なんでペロペロなのか(笑)
庭をならす寅。
🔶 諏訪家の長兄 毅(梅野泰靖さん)が、実家を眺めているシーンのロケ地 🔶
そして、備中高梁で一番訪れてみたかった場所、それが飈一郎の家。
この場所に立てた事、感無量である!
ただ残念だったのが、列車の通過のタイミングでシャッターを合わせることができなかった。
「ありゃ~まぁ~」
「おばあさん、ご無沙汰しております。」
「まあまあ毅さんじゃったぁ」
「門が開いとるけえ、誰じゃかと思うとった。」
「いやあ、傷むもんですねぇ人が住まないと。」
「気を付けて時々風を入れるようにはしとるんじゃけどなぁ」
「あっ、すいません、お世話をかけて・・・」
「いえいえ、もう何にも・・・」
「皆さん御変わりございませんか?」
ここは武家屋敷通り。この道の奥に旧埴原家と旧折井家があり観光地となっている。
石火矢町(いしびやちょう) ふるさと村
昭和49年12月岡山県指定
備中の小京都ともいわれる高梁は四季折々に色をなす山々と清流高梁川に育まれた現存する山城では日本一高いところにある備中松山城をシンボルにもつ城下町である。
石火矢町ふるさと村は現在も武家屋敷通りとしての面影を深くとどめる石火矢町と紺屋川(こうやがわ)(伊賀谷川いがだにがわ)に沿って桜と柳の美しい並木が続き高梁キリスト教会堂や藩校有終館跡(はんこうゆうしゅうかんあと)などのある紺屋町(こうやまち)美観地区の2つの地域で構成されている。
🔶 宿泊していたという設定の、旅館「油屋」シーンのロケ地 🔶
そして油屋旅館。撮影時にはこちらへ宿泊されていたようだ。
亡き父、飈一郎の三回忌のため集まった博を含む兄弟4人と、その家族が宿泊した「油屋旅館」さん。あくまでも映画の上で。
夜の油屋旅館さん ※参考写真
油屋旅館は、江戸時代から旅籠として続いた宿です。
幕末の藩主、板倉時代、山田方谷の政策を習いに河井継之助が泊った宿として司馬遼太郎の小説「峠」に登場します。
昭和の初期には、歌人である与謝野鉄幹、晶子夫妻も訪れ、そのほか、多くの文化人も当宿を訪れています。
また、映画においては、「男はつらいよ」シリーズ(第8作、32作)に登場し、撮影中はスタッフの宿ともなり、山田洋次監督をはじめ、渥美清などが泊りました。
※出典:油屋旅館HPより
🔶 一道(中井貴一さん)が風景を撮影しているシーンのロケ地 🔶
ここは御机の茅葺小屋(みづくえのかやぶきごや)である。
日本の原風景として人気の撮影スポットとなっている。
一道が朋子に話していた「伯耆大山(ほうきだいせん)の紅葉(もみじ)狙ってみよう思て。」と言っていた場所。
大山南壁を真南から見上げる絶景スポット
※参考写真
大山寺へと通じる古道のひとつ、横手道途中にある大山を仰ぐ絶景の地が御机(みつくえ)。大山南壁を被写体にするカメラマンや、スケッチをする人には人気のスポット。手前に茅葺小屋があるので「御机の茅葺小屋」と通称されている。
御机集落の一画に建つ茅葺き屋根の小屋が地元カメラマンの目にとまったのが始まりで、今では奥大山・江府町(こうふちょう)屈指の撮影スポットになっている。大山南壁を真南から見上げるロケーション。農機具庫としての茅葺小屋だったが、現在は地元の人たちが中心となって茅を集めて葺き替えをし、農村景観としての役目と変わり守られている。
大山古道
美作、備前、備中、備後、出雲、因幡の各方面から大山寺へと通じる参詣の道。横手道、尾高道、坊領道、川床道、溝口道の5ルートがあった。古道の大山寺側入口には、大山寺境内の入口を守護する山王が祀られている。木ノ目山王(横手道)、岩ノ目山王(尾高道)、剱ノ目山王(坊領道)、動ノ目山王(川床道)で、横手道の出入りを守護する木ノ目山王は、木ノ目地蔵とも呼ばれ、山陽方面から来る人々を見守っていた。
中国横断自動車道、岡山米子線、米子自動車道 経由で 車で約1時間30分ほど
🔶 泰立寺での法要シーン 🔶
泰立寺へ戻る。満男がカメラで俯瞰を撮影。思わず撮りたくなる眺望である。
満男が眺めていたこの俯瞰を今同じく自分が眺めている。不思議な感覚である。
満男ちゃん、お経が始まるわよ。
はあい。
ふふ・・・靴、大きいんでしょ。
うん。
画面の左側を遮るように成長した大きな茂みが、映画撮影時からの年月の長さを物語っている。
満男 : 「ねえ、どうして伯父さんがお坊さんなんかになっちゃったの?」
博 : 「父さんも今それを考えているんだよ。」
結構な勾配の石段。寅は軽快に上がっていく。
渥美さんはおそらくこの頃、病気の影響で体調の浮き沈みがあったはず。感謝に堪えない。ありがとう渥美さん。
博 : 「顔色が悪いぞ、大丈夫か?」
さくら : 「ええ・・・お兄ちゃん、何か悪い事でもしてるんじゃないかしら、あんな格好して。」
博 : 「いや、そんなことはないだろう・・・とにかくここに墓参りに来たんだよ。それはハッキリしている。」
さくら : 「そうね・・・」
博 : 「問題はその後で何があったかだなぁ」
さくら : 「うん・・・」
朋子 : 「寅さん」
寅 : 「ハイハイ。」
朋子 : 「あの・・・ちょっと」
寅 : 「はい!」
朋子 : 「ねえちょっといいかしら。あのなあ、今電話掛かってきとるんやけど・・・明日の法事の事で。」
寅 : 「でもこないだ失敗したから。」
朋子 : 「いいから、あの電話まだ切れていないから。」
寅 : 「そう?ハイハイ。」
朋子 : 「お願い!ははは(笑)」
そのやり取りを見ていたさくらと博。
何となく察したのだろう。次の瞬間、目まいでくずれるさくら・・・
博 : 「しっかりしろ!」
🔶 博、さくら、満男を見送りにきた、寅と朋子のシーン(備中高梁駅)🔶
諏訪家を見送りに来た寅と朋子さん。
後ろにあった階段は、駅の改装で今はその位置ではなくなっている。
寅の後ろにあった建物が目印。現在もしっかりと存在している。
映画の頃は駅の中央に階段はなかったが、現在の階段は、ほぼ駅の中央付近にある。
一道(中井貴一さん)が、ひろみに電話していた場所。以前はここが改札口だった。
後ろにある建物が現在もあるので目印となった。
現在の駅前
駅に「高梁市図書館」が複合施設として併設され、昔とは違った雰囲気となっている。
本当はこちらの頃の駅に来てみたかった。2017年以前に来ることができていれば見れたはず・・・残念である。
改札も当然のことながら自動改札である。
2013年 駅前
現在の駅前
🔶 一道(中井貴一さん)が東京へ向かう、それを知ったひろみ(杉田かおるさん)が追いかけるシーンのロケ地 🔶
場面はひろみの店に。
一道の東京へ行くという電話で、咄嗟に店を飛び出し、遠い方の踏切へとダッシュで向かうひろみ。
走る、走るひろみ。
この時チラッと映る「山本印刷所」の看板が目印となった。
🔶 ひろみが曲がった路地の解明 🔶
ひろみが曲がって来る路地
ひろみが入っていくこの路地は、吉川孝昭さんが2013年に小手寅さん(HN)と一緒に現地を訪れ解明されている。
検証・・・ひろみが走るその背後にチラッと見える建物。
この建物だけ現在もある。これが物証である。
赤い点線が、ひろみが最初の踏切まで、おそらく通ったであろう道順。
正に紆余曲折!あまりの動揺に、曲がる方向を間違えて遠回りをしてしまったため元に戻った。で、更に駐車場を横切って最終的に踏切へとたどり着いたわけである。
🔶 ひろみの踏切の秘密 🔶
ひろみが到着した最初の踏切。遮断機が下り、一道の乗ったであろう列車を探す。
おそらく別の列車である事に気が付き、もっと備中高梁の駅に近い方の踏切へ移動する。
ひろみが最初にいた踏切。
次のシーンは列車になるのだが、その次のひろみの踏切のシーンは、最初の踏切から南に移動している。
瞬間的にひろみは移動しているのだが、実はその間にも何か物語があったのではと想像する。何か移動する理由があったのだと思う。
おそらくその移動シーンは時間的にカットされたのだろう。
列車が見えたシーンはこの踏切。
ひろみがいた踏切
🔶 高梁川での釣りのシーン 🔶
高梁川での釣りをするシーン。
今回は前々日の雨の影響でかなりの増水。
あまりに危険なため断念。
🔶 寅との別れのシーン 🔶
きれいだなぁ~、最高にきれいだなぁ~竹下景子さん。
このカット、個人的にとても好きなのである・・・あっ!このアングル撮り忘れた!!
私、思ことありまして■■故郷にもどります。今後の身のふりかたについては、肉親とそうだんしたいたします。どうぞお休だを大切つに。
寅次郎
今回は時間が無かったため、すべてのロケ地を巡る事は出来なかった。しかし、大好きなロケ地であるので、次回は完全制覇できるよう準備を整えたいと思う。
おしまい。