解明！柳邸

2009/1/15

「解明！柳邸。-その１-」　　柳邸

日差しは強いが風があって寒々とした１日であった。

しかし私自身は今日の天気同様、何とも晴々とした

とても嬉しい１日となった。

今日はあの第１２作『男はつらいよ　私の寅さん』の

舞台になった

「中川」の河川敷に遂に行ってきたのである！！

そして柳邸を遂に解明！

順を追って説明しよう。

先ずは映画に登場した「星野パン」

店内で「関口フランスパン」を扱っていた

「星野パン」さん。

そして事前調査で確認していた

「星野ベーカリー」さん。

店内にいらっしゃったお店の方にお話を伺ってみた。

間違いなかった！！

以前は別の場所にあったが移転されたとの事！

映画の話も聞いた事があるそうだ！！！！

やった！感激した。

お店の方にも感謝したい！

カレーパン、美味しかった！

そして中川橋近くにあるこの木。

間違いなく寅さんと一緒に映っている

この木である！

この木は今後もこの場所に残る事であろう。

これは嬉しい事である。

寅さんの風景がまたひとつ失われずにすむ。

中川橋の眺めである。

前回発見したゴルフ練習場のネット。

現在の風景でもかろうじて見つけることができた。

寅さんとりつ子さんが歩いた道、

今日はしみじみとその道を歩いてみた。

何ともいえぬ感慨深い気持ちとなる。

そしてまたしても回りの人々からは

怪しげなオヤジとして不審人物になっていたこと間違いなしである。

「中川」の川縁。

映画撮影当時とはかなり変わっている。

遠くに見えていた鉄塔も

赤白の煙突も今はもう無い。

中川橋もとてもきれいに生まれ変わっている。

川向こうには西念寺が見える。

柳邸がわかるとなぜこの場所でりつ子さんが

絵を描いていたか理由がわかる。

太陽光の具合や情緒など

柳邸から橋を渡ってすぐに来れるこの場所は

りつ子さんお気に入りのスポットだったに違いない。

現在は斜めになった道路標識は当然無い。

この場所から直ぐに橋を渡れる。

右手には長久山延命寺が見える。

映画撮影当時は丸見え状態だが

現在は木々に遮られ見えにくくなっている。

りつ子さんとさくらが話していた場所は

スケッチをするりつ子さんと寅さんがいた場所と

同じなのである。

さくらとりつ子さんが歩いていく先にある橋は

国道６号線の通る「中川大橋」である。

橋を渡った対岸に柳邸はあった。

橋を渡ってみる。

その直ぐ裏手が柳邸のはずでる。

劇中で参考になるシーンはここだけ。

柳邸の前には坂道があるはず。

しかし同じような坂道が何と２つあるのだ。

当然昔と風景はまるで違う。

二つの写真を見ていただこう。

先ずは１枚目。

坂道?@の写真である。↓

次に坂道?Aの写真である。↓

坂道?@の方が映画に近いような感じがする。

続いて２枚目。

坂道?@の下った先の写真である。

坂道?Aの下った先の写真である。

↓

坂道?Aの方が映画に出てきた柳邸と門構えの雰囲気が似ている。

ここで映画に出てきた柳邸の門前をもう一度。

坂道?Aはとても雰囲気が似ているが

土手横直ぐに家はなく道路があるところがちょっと違うような････

↓

逆に坂道?@の方は土手横直ぐに家がある。

↓

雰囲気だけだと坂道?Aの家が柳邸にそっくりだが

状況的には坂道?@の方が可能性が高い。

う～～～～ん････

これはさすがに困った。

あとはご近所の方に聞くしかない。

そう思っていると水道の検針に回っている女性発見！

思い切って声を掛けようとしたが動きが早すぎて追いつけず････

次に若い女性が自転車で横切る。

こんな若い女性に聞いても････と思っていると

な、何とその女性は坂道?@と坂道?Aの間にある家の住人であった！

が～～～～ん･････

聞けばよかったと思った。

気を取り直り、今度は坂道を上がってくる女性に聞いてみた。

女性はとても快く親切に私の質問に耳を傾けてくれた。

詳しくはわからないが坂道?@の方ではないかというお話。

理由→標識が同じ。

「標識って同じ場所にずーっとありますよね。」

た、確かに！！　

鋭いご意見である。

最後に「頑張ってください！」と言われた。

嬉しかった。（ＴＴ）

こんな奇妙な男に付き合って頂き

本当にありがとうございました。

予定時間となり、「もうこれまでか･･･」と

諦め気分で帰り始めると

その前に聞きそびれた近くの工務店の方とばったり遭遇。

お仕事中なのでとても聞きにくかったが

先程女性に応援してもらったことが

気持ちを後押ししてくれた。

するとどうだろう！

その方は全てを知っていた！

正解は坂道?@　

であった！

元々はキ●ジマさんというお宅があったそうだが

現在は家は無く建売の戸建になっているという。

そしてもうひとつ。

映画のこのシーン、

実はこれ、キ●ジマ宅の正門ではなく

なんと裏門だったのである！！！！

解明！柳邸の現在！

以上で完結。めでたし、めでたし。

-----後記------

教えて頂いた工務店の方、

私のお話を快く聞いてくれた女性の方、

本当にありがとうございました。

本当に感謝、感謝です。

そしてとても人情溢れる町だと本当に思いました。

またひとつ映画の真実がわかり

後世に伝えられる喜びと

この映画の持つ真のパワーを

感じずにはいられない

人と人との繋がりを感じた１日でした。

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↓

http://love.ap.teacup.com/applet/torafuku/20090115/archive　

彰（あきら）さんにリンクして頂きました。

ありがとうございました。