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2023年10月
第4作「新・男はつらいよ」
1970年２月27日公開
寅さん、珍しくタクシーでの帰郷。
名古屋競馬場で勝ちに勝ちまくって意気揚々としている。
今回はこちらのシーンを撮影した場所をピンポイントでご紹介。
このタクシー、グリルは若干違うがベース車両は三菱コルト1200
カラーリングは昔の「日本交通」にそっくり。
今回の捜索ポイントは、いつも通り映画に映っている家屋。
で、今回探したのは各色丸で囲った４軒の家。
探すエリアは↓の映像がポイント。
常磐線 江戸川橋梁が見えています。
そしていつも通り、一番撮影当時に近い年代の航空写真。
あった！すぐに発見！
東京都葛飾区東金町６丁目付近
物証は唯一、今でも残っているこちらの青い屋根の家屋！
良かった！(T ^ T)
こちらの家屋に合わせてもう一度地図で確認。
なんとここは戸建て諏訪家での２番目家のそば！
今は大きなマンションが建っているので、映画と同じアングルで青い屋根の家は写せません。
映画は土手の上になるので、こちらのストリートビュー画像よりもう一段高い位置となります。
次回、柴又へ行った時に土手の上の道路から、映画と同じアングルを狙ってみたいと思います。
2023年11月吉日
と、いうわけで実際にその場所へ行ってみた。
寅次郎の後ろに映っていた青い瓦屋根の一軒家が唯一の物証！！
もうすっかり土手は綺麗になっている。
ここも立ち寄ってみた。
諏訪家２番目の戸建て。
寅さんを乗せた名古屋のタクシーが通ったコース。
①
兄貴ー！
どこ行ってたんだよ！
名古屋よ！
名古屋からタクシーぶっ飛ばして来たのよ！
②
す、すごい！
①〜②までの約1.7kmを、源ちゃんはタクシーと並走してきたのだ！！
名古屋だい！
名古屋のタクシーだぞ！
寅の兄貴が帰って来たんだぞ！
③
それ！名古屋だ！
名古屋のタクシーだぞ！
お！タクシーは一方通行無視？
名古屋だい！
名古屋だい！
兄貴が名古屋のタクシーで帰ってきたぞ！
兄貴だぞ！
兄貴が帰って来たんだぞ！
余談だが、現在も残っているルートだと常磐線と国道6号線が邪魔して、土手沿いを南下することはできない。
撮影当時は、土手からの道路が現在もある常磐線の下を通る道路に繋がっていたのである。
土手から帝釈天脇に繋がる道路は、現在よりかなり狭かったことがわかる。
川下の方角もすっかり綺麗になっている。
約53年前に寅次郎は、この道をタクシーに乗って帰ってきたのである！寅次郎の見ていた風景。
おう、源の字、相変わらずだな、この野郎！
おしまい。
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