こみや飯店さん
今回は鎌倉芸術祭の催しに参加するためなので
一番の目的は「山田監督トークショー」であった。
でもそれはそれ。
当然これまで成し得なかった
こみや飯店さんへの訪問は
今度こそという意気込みで真っ先に向かってみるつもりでいた。
駅も段々見慣れてきた。
いつも通り北口より外へ出て
横断歩道を渡る。
その先に真直ぐ続く道。
この道の最後は「鎌倉女子大」
つまり「大船撮影所」に続いていた道だ。
この道を真直ぐに進み、交差点を2つ越えた先に
こみや飯店さんはある。
道には今でも当時の名残がある。
このバス停も昔を偲ばせる名前だ。
ちなみにこのバス停はこみや飯店さんの直ぐそばである。
こみや飯店さんに近づくにつれ
赤いものが風にゆれヒラヒラしているのが見えた。
「のれん」である!
良かった。
今回ばかりは営業されていた。
ちなみに前回の写真↓・・・・さみしかったぁ~!
ジャ~~~ン!
こちらがこみや飯店さん
特製ラーメン餃子セットである。800円
このシーンと同じどんぶりだと思う。
ちなみにネットで探した同じような器。
ラーメン丼 赤巻雷門
参考小売価格:420円(税込) 価格:340円(税込)
ラーメン単品では500円
餃子単品では400円
セットにした場合は100円引きの800円となる。
店内は丁度お昼時とあって盛況状態。
テーブル席3つ
カウンター席5つ
郵便局職員や近くの工場の方などが
昼食に利用されていた。
地元の方に愛され続けているお店だと直ぐにわかる。
店内はカウンター越しに餃子の焼き場があり
女将さんが調理されていた。
奥の厨房では男性の方がラーメンを作っていた。
一通り店内を見渡すが
特に「男はつらいよ」に関わるモノは無し。
お店の休みが貼り出されていた。
どうやら毎週日曜日に休みのようだ。
おおっ?
一日だけ木曜日が休み。
どうやら月イチで木曜日を休んでいるようだ。
その月イチに前回はぶつかったらしい。
何という運の無さ。(T_T)
奥の厨房の棚にはラーメンどんぶりが積んであった。
赤いラーメンどんぶりと白い器。
残念ながら映画に出てきた白い器は無い。
ラーメン以外のタンメン等の時に
白い器を使っているようで
初めて見る器である。
小皿では龍模様はあったものの
ラーメンの器には無かった。
意を決して訪ねてみようと思うが
これがまた結構な混雑で
訪ねるチャンスがまるで無い。
最後は店内が満席状態。
仕方なく店を出ることにした。
ラーメンは一応完食。
その5時間後、17:00頃
鎌倉芸術祭の帰りに再びお店に寄ってみた。
「準備中」の看板。
ガ----ン!!しまったぁ~。
でも店内には灯りが・・・・
う~~~ん・・・・
でもこれを逃したら次回がいつになるか
わからないし・・・・
え~~~い!!
ということで飛び込んでみた。
かなり緊張した。
お店の方は仕込み中なので
当然忙しい。
はた迷惑な話であるが話しかけてみた。
色々と前置きしながら話してしまい
それが逆に怪しい人間に見えたのか
はたまた「男はつらいよ」の映画には
あまり興味が無いのか
会話が上手くできなかった。
お店の方が言うには
映画で使っていた器は小道具との事。
それほど鮮明に覚えているわけでは
ないような感じであった。
多分聞き手である自分が下手だったから
上手く聞き出せていなかったのだと思う。
反省である。
こんな時小寅さんのようにできたらと思うが
なかなか上手くできないものである。
小寅さんの偉大さを感じる瞬間である。
本当は第何作でラーメンを使われていたか
忘れているようであれば
どのマドンナの時か
もしくは何か「男はつらいよ」で想い出はあるか
などなど色々と訪ねてみたかったのであるが・・・・
ああ・・・・情けない。
ただ検証できた事と言えば
同じ器の存在はあった。
それがたとえ偶然だとしても
いくらよく見かけるラーメンの器であっても・・・
あまりにも奇遇である。
そこで仮説を考えてみる。
?@本当にこみや飯店さんの器を使用した。
?A本当に偶然である。
?Bたまたま同じ問屋から仕入れた。
?Bは結構イイ線ではなかろうか。
大船の地域でこういった器を卸していた
問屋さんから
こみや飯店さんと大船撮影所の小道具さんが
たまたま同じ器を注文したから・・・・・
う~~~~ん。あり得る!!
突然こんなラーメンの器についての質問なわけで…
お店の方もさぞかし訝しかった事だろう。
あまりに緊張してしまい
肝心の赤いどんぶりをいつから使い続けているのか
ということも聞き忘れてしまう始末。
ああ・・・・ホント情けない。(T_T)
こんなことではここに書込むほどではない
と思いながらも一応ご報告。
あとはもう一度柴又の上海軒を見てみたいと思う。
これに近い器ならかなり映画の内容に近づくが
わざわざ柴又から大船までラーメンの器を運ぶだろうか・・・・
あり得ない・・・・か??
それではまた。
<おまけ>
ラーメンの器・・・・奥が深い。