落穂集巻六
落穂集は享保十ニ年(1727年)に大道寺友山によって著された徳川家康及び江戸初期の事柄の聞書きである。
落穂集十六巻は徳川家康出生から大坂夏の陣(豊臣家の滅亡)迄の事柄、同追加十巻は江戸幕府初期三代の間の幕臣や制度、社会についての挿話を収めている。 ここでは追加十巻の中の第六巻を読む。 第六巻は次の八つの話題が問答形式で書かれている。
・以前大名方家風の事 ・莨菪(たばこ)始りの事
・肥後国守護職の事 ・御成先御目見の事
・東叡山寛永寺の事 ・不忍池弁財天の事
・板倉伊賀守殿の事 ・以前御当地男女衣服の事
落葉集追加十巻について全巻の翻刻、脚注、現代語訳が当会会員HP大船庵に掲載されている。 こちら