古文書を楽しむ会 講座沿革
本講座は横浜石川町にあった社会保険センターが運営するカルチャースクールの一つとして1998年に開講しました。 講師は開講当初から森田忠雄氏(故人)が9年間務められ、「歴史の一次資料に直接接して、自らの歴史観を組み立てる」 という方針で近世古文書(江戸時代の文書)が読めるように指導されました。 受講生は歴史好きの人々は勿論、祖先が家に残した文書を読んでみたいと言う人達が多数受講してきました。
2007年からは森田氏の後任として鷹司信克氏が講師を務められ、同氏による指導の下で古文書も文化、社会、評論、経済、外交と幅広い分野で楽しみながら学んできました。 講座内容は次第に充実してきましたが、社会保険庁の機構改革に伴い、石川町の社会保険センターも2010年3月には全てのカルチャースクールが閉鎖となり、建物も売却される事になりました。
当古文書講座では受講生達の強い希望でスクールの閉鎖と同時に、受講生全員を会員とする自主運営講座、「古文書を楽しむ会」を2010年3月に発足させ、引続き鷹司氏を講師として迎えて現在に至っております。
旧江戸城北桔橋(きたはねばし)門付近から西を臨む