相撲の記 成島峰雄 寛政4
相撲の歴史は古く、日本書紀にも登場するが、宮中の節会でしばしば行われていたが、平安時代末期には途絶えていたが、鎌倉時代に復活した。 江戸時代に入ってからは頻繁に相撲興業が行われ、寺社奉行が管轄していた。 上覧相撲は将軍臨席で行われるもので、通常の興業(本場所)とは別になっており、江戸時代後期には数回行われている。 特に寛政4年の上覧相撲は本格的のものとして始めてであり、多くの記録が残っている。 この成島峰雄の記録も、松浦清山の甲子夜話や対馬宗庵の片玉集の中にも引用されている。 教材は写本と思われるが文字抜けらしき個所も見られる。
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