緒方家文書
江戸幕府では「寛政重修諸家譜」と言う全国2132家の系図など編集して1530巻に纏めている。 これは寛政末頃からデータを集め始め文化9年(1812)に完成したと言われている。
このデータ収拾の過程で、幕府は藤林長兵衛尉という貞享4年(1684)に切腹して断絶した代官職の武士の事跡や持伝の品を親戚を通して調査している。 これらの文書は調査を求められた一族親戚間の書翰のやり取りである。 書翰の年代は1800年頃のものと推定され、緒方家で保管されていた。 書翰は折り紙スタイルである。