投稿日: Sep 15, 2015 7:59:28 AM
Petty, R. E., and Cacioppo, J. T. (1984)
The Effects of Involvement on Responses to Argument Quantity and Quality: Central and Peripheral Routes to Persuasion.
Journal of Personality and Social Psychology, 46, 69-81.
ヘッドライン:精査可能性モデル
【要約】 個人的関与度が低い時、メッセージ中の論拠の数が単純な手がかりを与えられることによって、コミュニケーションへ同意することに影響するが、関与度が高い時、問題関連思考が高まることによって、同意に影響するかどうかについて、予備研究と実験で検証する。各研究では、トピックの個人的関与の操作に加えて、論拠の数と質を変化させた。予備研究では、問題との関与が小さい時に、参加者は3つの強い論拠or弱い論拠よりも、6つの論拠の時に同意を示した。関与度が高い時には論拠が6つの方が3つの時よりも影響しなかった。実験では参加者に3 or 9の論拠 ( 説得力がある/うわべだけ、関与度:高/低の操作のもとで)が提示された。論拠の数の操作は、低関与条件のときの方が高関与条件よりも影響が強かった。しかし、論拠の質の操作は、高関与条件の方が低関与条件よりも影響力が強かった。本研究の結果は、メッセージ中の論拠の数を増やすことが論拠の内容が精査されるかどうかによって決まることを示す。