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投稿日: Jun 09, 2014 1:15:6 PM

Landau, M. J., Keefer, L. A., and Rothschild, Z. K. (2014).

Epistemic motives moderate the effect of metaphoric framing on attitudes.

Journal of Experimental Social Psychology, 53, 125–138.

ヘッドライン:知識的動機がメタファーの使用に影響する。

【要約】抽象的な社会政治的問題(例:薬物法の施行)を表面的に無関係でより具体的な概念(例:軍の戦闘)に比喩的にフレーミングしたメッセージによく遭遇する。これらのメタファーのフレーミングは、単なる比喩的表現ではない。その代わり、表面的な差異に関わらず、メタファーフレーミングは、観察者に具体的な概念の知識を使ってターゲットである問題を解釈するように促す。本研究では、観察者の動機によって、どのくらいターゲット問題の解釈にメタファーを使用するのかという効果が緩和するのかを検討する。その際、素人的知識理論 ( lay epistemology theory ) による3つの知識的動機 ( 確実性、一貫性、正確性 )と概念上のメタファーを統合して検討を行った。研究1a~bは、メタファーフレーミングされた参加者がターゲット問題 ( 会社の倒産 ) を解釈するのに、具体的な概念 ( 交通事故 ) の知識に移行するという予備的証拠を提供した。研究2~4は、この効果が、メタファーフレーミングが知識的動機を享受するときのみこの効果が生じることを示した。本研究の結果は、人がいつなぜメタファーに頼るのかということについて説明します。