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投稿日: Nov 11, 2014 8:13:17 AM

Garcia-Marques , T., Silva, R. R., Reber, R., & Unkelbach, C (2015).

Hearing a statement now and believing the opposite later

Journal of Experimental Social Psychology, 56, 126–129.

ヘッドライン:文章の中身を忘れたら、矛盾した内容でも同じような文章だと本当だと信じてしまう

【要約】 真実の効果(truth effect)における既存の研究は,提示フェーズで提示された文章の記憶の再認によって説明されてきた。この効果の処理の流暢さを検討するために,本研究は,文章の再認によるものでない独特な予測を検証した。実験では,参加者は先に提示された文章と外観は同じであるが,中身は矛盾する文章の真偽を判断した。たとえば,「ワニは目を閉じて寝る」という文章を聞いた1週間後に「ワニは目を開けて寝る」というようなことである。本研究は、数分の遅延では参加者は新しい文章よりも矛盾した文章をより「間違い」であると判断するが、1週間後では参加者は矛盾した文章をより「正しい」と判断すると予測し、この予測を支持する結果が得られた。先行研究と比較して,この結果は,先に提示された文章の記憶を当てにしているという説明で,説明することができない。