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投稿日: Sep 15, 2015 3:29:16 AM

Rudd, M., Vohs, K. D. and Aaker, J. (2012).

Awe Expands People’s Perception of Time, Alters Decision Making, and Enhances Well-Being.

Psychological Science, 23(10), 1130–1136.

ヘッドライン:畏怖を感じると時間のゆとりを知覚する。

【要約】 人はいつ、時間のゆとりを感じるのだろうか?研究や日常的な経験は、時間のゆとりを感じることはそんなによくあることではないという。本研究は3つの実験で、他の感情と比較して、畏怖を感じた参加者がより時間のゆとりを感じ(実験1と3)、いらだちが少ないことを示した(実験2)。さらに畏怖を経験した参加者は、他者を助けることへの時間をいとわず(実験2)、商品の選択では物よりもサービスをより好んでいた(実験3)。媒介分析では畏怖が意思決定における選択の好みの変化とwell-beingに及ぼす効果に、時間の有用性の知覚が媒介することを明らかにした。畏怖の経験は人を今現在に集中させ、そして今現在に集中させるということは、時間知覚の調整、選択行動への影響、人生満足度を高める畏怖の影響が根底にある。