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投稿日: Oct 28, 2014 5:16:4 AM

Tormala, Z. L., Briñol, P., & Petty, R. E. (2006).

When credibility attacks: The reverse impact of source credibility on persuasion

Journal of Experimental Social Psychology, 42, 684–691. doi:10.1016/j.jesp.2005.10.005

ヘッドライン:ソースの信憑性が高さは確信度に影響し,その結果,態度変容を促進もしくは抑制する。

【要約】自己妥当性仮説に基づいた先行研究は,メッセージが提示された後に特定されたソースの信憑性が,説得メッセージによって生じた思考の確信度に影響することを示している (Briñol, Petty, & Tormala, 2004 )。本研究は,信憑性の高いソースが信憑性の低いソースよりも,態度変容の促進もしくは抑制に関連することを検討する。2つの実験で,まず人がメッセージに応じてポジティブな思考が生じ(たとえば,論拠の強いメッセージである場合),それからソースを知る時,信憑性の高いソースは信憑性の低いソースよりも,好ましい態度になる。しかしながら,先にメッセージに対してネガティブな思考を持つとき(たとえば,論拠が弱い場合),この効果が反対になった。すなわち,信憑性の高いソースは,信憑性の低いものよりも,態度が肯定的でなかった。