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投稿日: May 26, 2014 2:3:30 PM

Like a camera in the sky? Thinking about God increases public self-awareness and socially desirable responding.

Will M. Gervais, Ara Norenzayan(2012).

Journal of Experimental Social Psychology, 48, 298-302.

ヘッドライン:信者に神を想像させると、公的自己意識が高まり、社会的に望ましい反応をするようになる。

【要約】神を信じる人は、神を人間の考えと行動を見抜く戦略的な社会的エージェントと言い表す。それゆえ、神について考えることは、信者をまるで行動が監視されているかのように感じさせる。これは超自然的監視仮説とよばれる。この仮説を検討するため、知覚された社会的監視によって影響を受けると考えられる2つの変数を使って、3つの実験を行った。1つ目は公的自己意識で、2つ目は社会的に望ましい反応を変数として扱った。神を信じる人に関して、公的自己意識に対する神に関する顕在的なプライミングの効果と他者の視線のプライミングの影響を比較した(実験1)。また神概念の潜在的なプライミングは、信じている人の公的自己意識を高め(実験2)、また社会的に望ましい反応を増やした(実験3)。これらの研究は、神について考えることが知覚された社会的な監視を引き出す最初の直接的な証拠を提供した。