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投稿日: Jul 29, 2015 4:58:40 AM

Clark, J. K. & Thiem, K.C. (2015).

Group communicators, perceived entitativity, and persuasion: A self-validation analysis

Journal of Experimental Social Psychology, 61, 5–11.

ヘッドライン:集団実体性が態度変容に及ぼす影響について自己妥当性の観点から検討してみた。

【要約】 集団の凝集性や実体性の程度は、受け手がどのくらい集団に関連する情報に注意を向け、処理するかに重要な役割を持つことが示されている。しかしながら、実体性が集団に対するメタ認知的知覚にどの程度影響するかについてはあまり知られていない。本研究は、実体性の異なるメッセージが、コミュニケーションに対する自身の確信度に、どの程度影響するかについて検討する。研究1では、参加者は実体性の高い集団のほうが低い集団と比較して、より情報に妥当性があると評価していた。研究2でも、情報源の実体性が高い時のほうが低い時よりも、参加者は確信度がより高く、よりメッセージ関連思考を反映する態度を持っていた。さらに研究3の結果は、自己妥当性効果が処理動機と能力の高さに左右される可能性を示した。説得の実践について考察した。