投稿日: Apr 16, 2015 9:51:40 AM
Milkman, K. L., Chugh, D., & Bazerman, M. H. (2009).
How Can Decision Making Be Improved?
Perspective on Psychological Science, 4, 379-383.
ヘッドライン：なぜバイアスが生じるかではなく，そのバイアスを減らす方略を考えましょう
分類：意思決定，システム１，システム2
【要約】 人は意思決定をどのように改善するのかという問いを扱うのに最適な時が来ました。判断と意思決定の研究者による研究の50年に感謝し，心理学者は人間の判断が歪む方法に関する知見を積み重ねて発展させた。本稿は，意思決定のエラーはコストであり，そのコストはさらに増える社会になりつつあり，エラーを防ぐ需要があり，学術的な観点からも重視されているので，判断のゆがみを改善する方略の研究に注目する時が来たことを主張する。改善方略の研究への呼びかけに加えて，本稿は，改善方略をパターン化する研究をまとめ，これからの研究へのハイライトとなることを約束する。