Gramazow, R. H., Gaetner, L., & Sedikides, C. (2001).

投稿日: Aug 20, 2014 8:12:55 AM

Memory for In-Group and Out-Group Information in a Minimal Group Context: The Self as an Informational Base

Journal of Personality and Social Psychology, 80, 188-205.

ヘッドライン:自己と矛盾した内集団の情報の方が記憶されやすい。

【要約】著者は,人は自己知識から内集団の予測をすると主張する。これは,知覚者が,単なる情報価ではなく,情報と自己一致バイアスに基づく新しい内集団について情報を処理することを示唆する。実験1では,参加者は,外集団よりも内集団についてのネガティブな自己と矛盾する行動をより再生していた。実験2では,この効果が認知的負荷は少ない状況下でも再現されたが,認知的負荷が高い状況では再現されなかった。実験3では,象形的手続きを用いてもこの効果が再現された。これらの発見は,内集団についてネガティブな自己と一致した情報の時でなく,自己と矛盾した時,知覚者が精緻な一貫しない処理に従事していることを示している。参加者は,情報価に関わらず,外集団よりも内集団への自己と矛盾した情報により帰属する傾向が見られた。社会的記憶と自己カテゴリ理論のモデルへの示唆を議論する。

検索ワード:内集団・外集団,認知的負荷,記憶