Post date: Oct 3, 2016 1:33:40 PM
Linuxの世界ではLTSPという結構昔からある仕組みがあります。最近触ってなかったのですが、これを機に再びいじってみました。こちらも進化してますねぇ。
LTSPってどんな仕組みかと言うと。
LAN上にLTSPサーバーを構築する。(まぁ設定はいろいろ必要ですが、簡単!)
このサーバーにクライアントマシンを接続します。
というか、最近のノートパソコンとか初めから接続機能を持ってまして、LANに接続し、スイッチを入れ(例)F12を押す。
起動メニューから、Networkを選ぶ。と勝手に接続します。といった具合。
まず、LTSPサーバーから自動的に起動用OSイメージをもらい、それを使って勝手に起動。Linuxのログイン画面が出ます。
それから先、作業は全てサーバーが行い、クライアントマシンは画面を表示し、マウスの操作、キーボードの操作をサーバーに伝えるくらいしか仕事はありません。
操作する側のパソコン(クライアントマシン)は驚くほど低性能でも結構いける。HDDも要らず、メモリも大量にはいらない。
Linuxなので、ユーザーのライセンスに制限もなく、サーバーの性能さえよければ、何台も同時に動かすことが出来ます。
ということで、ヤフオクで5000円で落札したサーバーでも4、5人同時に使える。シンクライアントは電脳売王で1300円ほどで買ったものでも十分動きました。(笑)
左が1300円、右のが1000円のマシンwww(シンクライアントと呼ばれるものです)。手のひらと比べてみました。LibreOffice、Gimpなんかだと結構使えますwww。
youtubeは大こけしますが、音楽は何とか大丈夫。
もともと、サーバー上でほとんどすべてのソフトを動かし、データもサーバー上に蓄えます。そのため、クライアント側には、保存する領域とかほとんどいらずセキュリティも高いと考えられるため、企業とかで導入例が沢山あります。
Thin Client という名もこうした機能に特化した端末を呼ぶときの名称です。
● 最低限の実験環境(簡単に設定する為に必要なもの)
実際の実験方法は次回以降に。