Post date: Sep 13, 2015 10:39:58 AM
通常、NAS4FREEはlive CDから起動用USBメモリを作成して利用します。
こうすることによって、非常事態からの回復が非常に早く、また保守しやすいファイルサーバ環境を作ることが出来ます。
それでは早速、起動用USBメモリを作成しましょう。
必要なもの1)準備とLiveCDの作成 で作った、起動用LiveCD、中身が消えても構わない一般的なUSBメモリ(2~4GB程度で十分。USB2.0のものが問題なくどのパソコンでも利用できるでしょう。また、ウイルスチェックとか、暗号化とかの付加機能の無いものを用意しましょう。)
0)USBメモリ、ディスクなどすべての外付けデバイスを外して準備完了です。
1)NAS4FREE live CDをCDドライブに入れて、CDドライブからコンピュータを起動します。
正常に起動出来たらFreeBSDの起動画面になり、NAS4FREEが立ち上がります。この時点では起動用USBメモリは外しておきます。
2)この画面が出たらまずは一安心、そのまましばらく待ちます。(下手すると3、4分くらい待ちます)
3)正常に起動しました。ここで起動用USBメモリをコンピュータに差します。(メモリの内容はすべて消えますのでご注意を)
追補解説:
パソコンに2GB以上のメモリがあれば、そのままCDのみでサーバを使うことが出来、1)~5)のメニューが表示されます。メモリが足りないと、1-5)Disable (使用不可・・・)となっています。この場合はUSBメモリや、HDDにインストールしてからでなくては使用出来ません。
4)しばらく待つと、USBメモリを認識しますので、9) Install/... を実行します。キーボードから 9 [enter]と入力。
5)↑↓キーで1 Install 'EMbedded' OS...に合わせて、←→キーで移動、OKに合わせて[enter]
6)そのままのOKで[enter]
OS用800MB、SWAP用1024MB、DATA用(残り)の3つのパーティションを作る予定のようです。
7)インストールの為の元データをどこから読み込むか聞いてきます。
今回はCDから読み込みますので、cd0 などとなっているところで正解です。OKを選んだままで[enter]
(もし別の場所ならばそれらに切換えますが大抵の場合そのままです。)
8)↑↓キーでインストールするUSBメモリを選択しOK [enter]。adaは内蔵HDD、da0がUSBメモリです。USBメモリの名前、容量をチェックして間違わないようにしましょう。
今回はSanDisk 8GBを挿してありました。
9)Swapファイルのサイズを決めます。目安はUSBメモリ2GBなら1024MB(1GB)、4GBならば2048MB程度でいいでしょう。キーボードから値を入力して[enter]。
10)パーティションの作成が始まり、数分待つとインストールが完了します。下の完了画面になったら[enter]を押します。
11)矢印キーで<Exit>に切換えて[enter]
12)コンソールメニューに戻りました。8) Shutdown Serverを実行するため、キーボードから8 [enter]と入力し、シャットダウンします。
13)本当にシャットダウンするか確認してきますので、<Yes>を選択し[enter]を押します。
これで、シャットダウンが始まります。シャットダウンしている間にCDを取り出しておきましょう。
CD取り出しが間に合わなかったら次回起動時に素早く取り出しましょう。
以上で、USB起動用メモリが完成しました。
追加情報:
NAS4FREE OS はコンピュータの機器構成に依存する部分がほとんどありません。(32bitCPUと64bitCPUによって、NAS4FREE32bit版か64bit版を正しく使わないといけないということはありますが) つまり、上の方法で、作成したUSB起動用メモリは、使用したNAS4FREEが正しく対応していれば(32bit版、64bit版)そのまま他のコンピュータに差して起動してもちゃんと動いてくれます。もし、使用したいコンピュータがCDドライブを持たない時は、以下の方法で使うことも出来ます。
1)準備とLiveCDの作成 << 2 >> 3)初期設定をする (DHCP)