Post date: Mar 14, 2014 11:08:51 PM
XPのサポート期限がいよいよ迫ってきました。我が家にもLet's Note CF-T5という非力なXPマシンがあるので少し遊んでみることにします。
今回のお題は、Android-x86とBodhiLinuxを入れてDual Boot 環境を作ってみることにしたのですが、まず、前々回の勉強を利用して、UNETBootin でそれぞれの起動USBメモリを作っておきます。
これで起動して、インストールするんですが、DualBootを設定するのは結構めんどくて、結果何度もインストールを繰り返すはめに。。。。
でもわかってしまえば、実はとても簡単なことでした。ではでは。
1)まず最初に、USBのBodhiを起動。Gpartedをインストールしておきます。
$ sudo apt-get install gparted
2)gpartedを使って、HDDにパーティションを切ります。Bodhiに25G Androidに8G位切ってみます。あとBodhi用にスワップも少し。
さてここからが試行錯誤を繰り返したところ。解ってしまえばどうということがないんですけど。
3)まずアンドロイドをUNETBootinの起動メニューからインストールします。このときGrubもインストールします。
4)インストールが終わって再起動するときに、Grubメニューが出たら、defaultを選択して’e’をタイプさらに’e’をタイプでGrubの設定を書き写しておきます。
私の場合は以下の2列を控えておきました。
kernel /android-4.4-RC1/kernel quiet root=/dev/ram0 androidboot.hardware=android_x86 video=-16 persistent SRC=/android-4.4-RC1
initrd /android-4.4-RC1 /initrd.img
5)BodhiをUSBメモリから起動し、インストールします。このとき、せっかくインストールしたアンドロイドですが、消してしまいましょう。
Bodhiインストール中にGrubをsda (hd0)にインストールします。ここでインストールしたgrub2をDualBoot起動時に使います。
6)Bodhiがインストールできたら、次にアンドロイドをインストールしますが、今回はGrubのインストールは忘れずにスキップします。
7)こうして、2つのパーティションにそれぞれ、BodhiとAndroidがインストールされましたが、再起動するとBodhiしか立ち上がりませんので、手動でGrub設定を変更します。
8)Bodhiの端末から
$ gksu leafpad /etc/grub.d/40_custom とすると、leafpadが立ち上がり、編集画面が出ますので
以下の構文を追記します。
menuentry "Android-x86-4.4-RC1" {
set root='(hd0,3)'
linux /android-4.4-RC1/kernel quiet root=/dev/ram0 androidboot.hardware=android_x86 video=-16 persistent SRC=/android-4.4-RC1
initrd /android-4.4-RC1 /initrd.img
↑
4)で控えておいたものをそのまま使えば良いわけです。ただし、(hd0,3)の部分は各自に合わせて修正する必要があります。この例では1番目のHDD(0から始まる)の第3パーティションの意味です。この番号はパーティション作成順になりますので気を付けて。
端末から
$ sudo fdisk -l で調べることができます。 例えばAndroidをインストールした場所がsda3ならば(hd0,3)となります。
9)Grub2の設定を更新しておきます。
端末から
$ sudo chmod *x /etc/grub.d/40_custum
$ sudo update-grub
10)最後にメニューのタイムアウトを変更しておきます。
$ sudo leafpad /etc/default/grub でファイルを開いて
GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0
・・・・・
GRUB_TIMEOUT=0
を次のように変更します。
GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=3
・・・・・・
GRUB_TIMEOUT=5
これで、保存後GRUBを更新 sudo update-grub
再起動してやるとき、起動時にShiftキーを長押しすることで、GRUBメニューが出て、BodhiとAndroidの起動を選べるようになりました。
なかなか新鮮なCF-T5が出来ました。十分キビキビ動いています。
少し難を上げると、このバージョンのAndroidでは無線LANが使えず、有線LANで利用しなくてはなりませんでした。
勉強不足で必要なドライバを自分で組み込む方法が解らないのでこれはしょうがないですね。楽しく遊べました。