Post date: Sep 14, 2015 4:37:53 PM
さぁ、NAS4FREEサーバの基本設定を始めましょう。
先ずは、あらかじめサーバーを起動します。起動したら、LAN Network IPv4 adress: 以下のIPアドレスを控えておきます。
固定アドレスに設定していたら、その値は変わらないけど、DHCPで設定したなら、起動した都度きちんとチェックする必要があります。
取りあえず、DHCPで設定した方も、固定アドレスにしておくと、あとあと作業がとても簡単になるので、少し勉強してみるのもいいと思います。勉強が出来たら、後からでもメニュー2で変更できますよ。
画面はDHCPで設定した時のものですが、以後4)で設定した固定IPアドレス192.168.11.210を使って話を進めます。
NAS4FREE サーバの基本設定は、上記の画面からガシガシとキーボードを叩いて設定可能です。しかし、膨大な知識がいるのでもっと簡単な方法が用意されています。
それは、他のLAN上のマシンから、ウェブブラウザ(ChromeやFirefox、MS Edgeなど)を使って設定する方法です。この方法を「WEBGUI」を使って設定すると言います。
いよいよ、NAS4FREEサーバから離れて、別のマシン(Windows、Mac、Linuxマシン)を起動するときがやってきました。
1)LAN上の他のマシンでブラウザを立ち上げ、URLの欄に http://192.168.11.210 (実際には先ほど控えた各自のIPアドレス) と入力し [enter]
出てきた認証用のダイアログにデフォルトのユーザー名とパスワードを入力してログインします。
デフォルトのUsername は admin、 Password は nas4free です。セキュリティを確保するためにこれらは後で変更すべきでしょう。
この画面が出ない場合は、IPアドレスが間違っています。サーバーの所に戻って確認しましょう。
2)設定画面が出ました。System → General とクリックしていきます。
3)これが、基本設定画面です。ます、Languageのリストをクリックして、Japaneseを選択します。
4)少し下に下がって、Hostname を半角英数で入力します。個人的には惑星や、衛星の名前なんかが好きですが、LAN上に同じ名前がない限り何を入れてもいいですよ。
今回はホライズンが冥王星に到達したのを記念して衛星カロンの名前にしてみました。
5)地域と時間の設定をします。 Time Zone のリストをクリックして、Asia/Tokyo に設定します。これは、現在自分のいる時間帯をセットするということです。
6)タイムサーバーを設定します。 タイムサーバとはインターネット上にある時間を配信してくれるサーバです。これを利用することで、自動的に正しい時刻に設定されます。
今回は日本標準時を教えてくれるNICTのサーバーを利用させていただきます。
Enable NTPにチェックを入れ、NTP Time Server に ntp.nict.jp と入力します。
タイムサーバのことをもっと知りたい方は、nictのホームページで調べてみてください。 日本標準時プロジェクト
ここまでできたなら、[Save] をクリックして設定の変更を保存・反映させます。
ホームページが日本語に変わり、使いやすくなりました。
どうでしたか?初めてサーバなるものを作ってみた!と言われる方が多いと思います。
NAS4FREE OSは我々のような知識の薄いものでも簡単にサーバ構築の感動が味わえる素晴らしい贈り物だと思いますがいかがでしょうか?
次回以降では、実際に使えるファイルサーバの構築を目指していきます。
追補:
この記事は、家庭でいろんな技術を楽しむことを前提に作成してあります。
会社、団体内ではサーバの管理運営には厳しい条件が課せられています。
ファイアウォールが設定されていてタイムサーバーにつながらないなどの様々な問題も起こってきます。
必ず、管理者に相談して許可をもらったうえで実施してください。
4)初期設定をする(固定IPアドレス) << 5 >> 6)ハードディスクを準備をする