前回の作業まででLubntuマシンをプリントサーバーに仕立てることが出来ました。
そこで、最後にWindowsマシンから印刷をするために各自のWindowsマシンに設定をします。
【Windowsマシンにプリンタをインストールする】
以下の作業は全て自分のWindowsマシンで行います。
● 準備すること1
予め、Winsowsマシンにプリンタのドライバをインストールしておきます。
これの最も簡単な方法は、一度USBケーブルでプリンタを接続し、各社のHPからドライバをダウンロード、インストールしておくことです。(お勧め)
或は、プリンタ無しでLPTポートなどでインストールしておきます。
● 準備すること2
ブラウザを立ち上げ、アドレス欄にhttp://の後に前に決めたLubuntuマシンの固定IPアドレスを入力し、続けて :631 を入力します。つまり(見えにくいので全角で書いてみますと)
http://192.168.41.200:631 などと自分の環境に合わせて半角で入力 [ENTER]
CUPSのページが出たら[プリンター] をクリックします。
プリンターの管理ページが表示されたら、先ほどセットしたプリンタが見えます。
それをクリックします。もし、見えないようなら先に戻って再設定します。
目標のプリンタのページに到達したら、ブックマークしておきましょう。また、そのページのURLをコピーしておきます。
これで、準備は終了です。ブラウザを閉じてください。
なお、このアドレスはネットワークプリンターを利用する人全員同じですので、メモして利用するとこの工程は省けます。
お気づきになられたかもしれませんが、Lubuntuマシンに複数のプリンターを設定しておいてユーザーがWindowsから切換えて使うことも可能です。
古いマシンも勉強会などでいろいろ役に立たせることが出来ますね。
余ったものを再利用することは商業ベースから離れたオープンソースソフトの醍醐味の一つでもあります。
【ネットワークプリンタのインストール】
いよいよネットワークプリンタをインストールして、Windowsから印刷できるようにします。
● プリンタの追加
スタートボタンを右クリック → コントロールパネル → デバイスとプリンターの表示
プリンターの追加をクリック
ここで、Windows10なら下の画面、Windows7などなら、ネットワークプリンタを選んだあと下の画面になります。
デバイスの検索は失敗して目的のプリンタは出ませんので、検索中でも構いませんから、下の
[プリンターが一覧にない場合] をクリックします。
[共有プリンターを名前で選択する] にチェックを入れ、先ほどコピーしたアドレスを貼り付けます。
[次へ] をクリック。
プリンタの会社名を選び、プリンタの機種を右から選びます。新しいドライバを入れた場合など一番下に表示されることが多いので上から下まできちんと探します。
もし、無い場合はパソコン自体にドライバがインストールされていませんので、前章のUSBでプリンタをつないで・・・を実行してから再挑戦しましょう。
[OK] をクリック。
ここまでくれば安心です。[次へ] をクリック
必要なら [テストページを印刷(P)] して[完了] をクリック。
デバイスとプリンター画面に新しくプリンターが追加されています。確認してください。
尚、デバイス名は後ろに(http://固定IPアドレス:631上)となっていますのでそれがネットワークプリンターです。
必要なら右クリックして名前を変更できますが、そのままの方が良いでしょう。
お疲れさまでした。全ての設定が完了しました。