Post date: Oct 23, 2017 4:28:30 PM
激安Android 中華padが壊れたので、新しく購入することにしました。しかしキーボードがないとつらいので、今回は激安中華ノートのEzBook3 Proを購入しました。
メインの目的はLinuxで使うこと。Bodhi Linuxを入れたかったのですが、インストール方法を勉強するのがキツそうで。ようわかりません。
そこで、isorespin.shというスクリプトを使ってLubuntuとubuntu mateをインストールしてみました。以下備忘録です。
前回17.10での作業を18.04で実行したので追記・修正
手順 作業はubuntu18.04.上から実行して確認。
起動用USBスティックを作る。
Apollo lake 搭載のPCは通常通り作ったUSBメモリを差し込んでもBootしません。これはBoot時に32bitブートマネージャーを必要とするためのようです。
そこで、rEFInd を用意してISOイメージを作り直す必要があるのだとか。
これを簡単に実行するために、http://linuxiumcomau.blogspot.com/ で、isorespin.sh というスクリプトが公開されているのでそれを利用させていただきました。
以下2018/05/01現在で利用方法をまとめておきます。
環境を準備する
● isorespinの準備
isorespin のドキュメントはこちら
http://linuxiumcomau.blogspot.com/2017/06/customizing-ubuntu-isos-documentation.html
CDの絵柄のリンク先から、isorespin.sh をダウンロードします。
~/respin など適当なフォルダを作って、isorespin.shをコピー、右クリック→プロパティ → アクセス権 → プログラムとして実行できるにチェックを入れる。
$ cd ~/respin
$ sudo chmod755 isorespin.sh 等でもOK
● 必要なパッケージの確認
squashfs-tools, xorriso, zenity, curl が必要なのでインストールしておく。
$ sudo apt-get install -y squashfs-tools xorriso zenity curl
squashfs-tools, zenity は自分の環境ではすでに入っていました。
● rEFInd 0.11.0の準備（2018/05でも利用しました）
isorespin 7.3.5では、rEFind0.11.1を利用してisoをrespinするとBoot時にエラーを起こしてしまいます。そこで、refind-bin-0.11.0.zip を先ほど作成したフォルダ（例 ~/respin )にダウンロードしその場所で解凍します。
解凍して~/respin/refind-bin-0.11.0 フォルダが出来たら、必ずrefind-bin-0.11.0.zipは削除します。
ダウンロード先はこちら
https://sourceforge.net/projects/refind/files/0.11.0
● ubuntu mateをダウンロード
https://ubuntu-mate.org/download/ から64Bit版を先ほど作成したフォルダ（例 ~/respin )にダウンロード 今回は、ubuntu mate 17.10を利用しました。
iso ファイルをrespinする
$ cd ~/respin 先ほど作成したフォルダに入る
$ ./isorespin.sh
・ 起動したGUI画面でAdd frequently used options for Atom....にチェックを入れる。→ Continue
・ ubuntu mate のisoファイルを選択して後はウィザードに任せて実行する
・ しばらく待つと、linuxium-apollo-ubuntu-mate-17.10-desktop-amd64.iso 等のファイルが作られる。
起動用USBスティックを作成する。
$ sudo dd if=linuxium-apollo-ubuntu-mate-17.10-desktop-amd64.iso of=/dev/sdb bs=4M などとして作成する。（usbスティックを /dev/sdb とした場合）
EzBook3 Pro をUSBスティックから起動する
左側のUSBポートにスティックをさす。
起動時にESCキーを連打してBiosに入る
Bootメニューから Boot Option #1 をUSBスティックに変更する。
Save&Exitメニューから SaveChanges＆Exitを選択して起動
注意）BootメニューでUSBスティックがない場合は、Save&ExitメニューからDiscard Changes and Rset を選んで再度Biosに入り上の設定をします。それでもない場合はUSBスティックが正しく作られてないと思われます。
また、rEFIng ブートローダーは動くが、その後エラーで起動できない場合は、rEFIng 0.11.0がうまくセットされていないので、フォルダ構成を確認しましょう。
起動してしまえば、普通にHDDにインストールして利用できます。
感想 isorespin.sh はとても簡単に起動USBディスクを作ることが出来ました。PCのパワーとしてはLubuntuが最適と思えるので、Lubuntu Next 17.10 あたりが出てきたら良いんじゃないかなぁと思います。
まあそれにしても26000円位で購入したんですがそのわりに十分動いてるのでいい買い物じゃないかなぁ。
追記 マシンにubuntuファミリーをインストールしてみた感想
ubuntu17.10 問題なく動作するのですが、やはりマシンの性能が足りない感じです。
Lubuntu17.10 何故か、HDDにインストールするとtachpadを認識しない問題が出ました。マウスを持ち歩くのはつらいので時間があるときに自力解決しないといけませんね。
ubuntu mate 17.10 インストール後、結構快適に動きました。一番簡単に導入できると思います。
ubntu budgie 17.10 現在これをインストールして使っています。そこそこ軽いので良いようです。tachpadの認識に若干問題が出ましたがHDDインストールしてupdate後再起動するとOKでした。
Youtubeなどでは普通にlubuntuを入れて使ってるみたいな動画があるのですが、タッチパッドの問題はこのマシン固有の問題なのかなぁ。
時間があるときにドライバとか調べてみます。
rEFInd ブートマネージャーをカスタマイズする（以下の作業にはroot権限が必要）
Windows10とubuntu budgie のデュアルブートを設定してみます。まず、先ほど作成した起動用USBスティックから起動し、HDD（eMM）にインストールします。
この時、今あるWindows10を残してubuntuをインストールしてやれば、rEFind がインストールされ起動時にWin10とubuntuを切り替えて使えるようになります。
そこで、ちょっとだけこの画面をカスタマイズしてみます。rEFInd の設定はrefind.conf を書き換えて行います。
ubuntuで起動したのち
マウントされたパーティションを辿り、/mnt/efi/EFI/ubuntu/refind.conf を開き設定します。
今回はsdaにwindows10、sdbにubuntu bagie をインストールしたので
/boot/efi/EFI/ubuntu/refind.conf
【 設定内容 】
shutdown、reboot ツールのみを表示する
# label - boot option text label in the menu
# singleuser - remove the submenu options to boot Mac OS X in single-user
# or verbose modes; affects ONLY MacOS X
# safemode - remove the submenu option to boot Mac OS X in "safe mode"
# hwtest - the submenu option to run Apple's hardware test
# arrows - scroll arrows on the OS selection tag line
# hints - brief command summary in the menu
# editor - the options editor (+, F2, or Insert on boot options menu)
# all - all of the above
# Default is none of these (all elements active)
この下あたりに
hideui singleuser, arrows, hints, editor を追加（隠したいものを列挙するだけ）
・・・
# Which non-bootloader tools to show on the tools line, and in what
# order to display them:
# shell - the EFI shell (requires external program; see rEFInd
# documentation for details)
# memtest - the memtest86 program, in EFI/tools, EFI/memtest86,
# EFI/memtest, EFI/tools/memtest86, or EFI/tools/memtest
# gptsync - the (dangerous) gptsync.efi utility (requires external
# program; see rEFInd documentation for details)
# gdisk - the gdisk partitioning program
# apple_recovery - boots the Apple Recovery HD partition, if present
# windows_recovery - boots an OEM Windows recovery tool, if present
# (see also the windows_recovery_files option)
# mok_tool - makes available the Machine Owner Key (MOK) maintenance
# tool, MokManager.efi, used on Secure Boot systems
# about - an "about this program" option
# exit - a tag to exit from rEFInd
# shutdown - shuts down the computer (a bug causes this to reboot
# many UEFI systems)
# reboot - a tag to reboot the computer
# firmware - a tag to reboot the computer into the firmware's
# user interface (ignored on older computers)
# Default is shell,memtest,gdisk,apple_recovery,windows_recovery,mok_tool,about,shutdown,reboot,firmware
#
showtools shutdown, reboot を追加
背景画像を変更する
# Use a custom title banner instead of the rEFInd icon and name. The file
# path is relative to the directory where refind.efi is located. The color
# in the top left corner of the image is used as the background color
# for the menu screens. Currently uncompressed BMP images with color
# depths of 24, 8, 4 or 1 bits are supported, as well as PNG images.
#
#banner hostname.bmp
banner mybanner.png ここをコメントアウト
・・・
# Specify how to handle banners that aren't exactly the same as the screen
# size:
# noscale - Crop if too big, show with border if too small
# fillscreen - Fill the screen
# Default is noscale
#
banner_scale fillscreen ここをコメントアウト
上記２か所をコメントアウトし、refind.conf を保存したのち
必要な背景画像をmybanner.png に名前を変更する。
/mnt/efi/EFI/ubuntu/ に必要な背景画像をコピーする。
以上で設定完了。