CUPSを利用したプリンタサーバーの設定方法を書いておきます。
必要なもの
LAN環境の情報
まぁまぁ動くパソコン1台(インストールするLinuxの要件による。)
USB接続するプリンタ(ネットワーク機能がないものですね。)
準備 について(LinuxをインストールするためのDVD作成~Live DVDの作成)
少し前のマシンなら(Celeron CPU メモリ2GB程度)軽量なLubuntuを、十分パワーがあれば(C2D CPU メモリ4GB前後)ubuntuを使用してみます。
今回の対象は勉強会で使っておられるFMV E3200 普通なら引退ですけどプリントサーバーなら十分に使えます。
利用するLinuxはLubuntu 32bit版
Windowsマシンでの準備方法を書いておきましょう。
【準備開始】
https://help.ubuntu.com/community/Lubuntu/GetLubuntu こちらのページに行き、下の絵を参考にダウンロードボタンからLubuntu 32bit版のisoファイルをダウンロードします。
例。lubuntu-15.10-desktop-i386.isoなどがダウンロードできる。
isoファイルがダウンロード出来たら、DVDの空のディスクを入れて、isoファイルを右クリック
ディスクイメージの書き込み→□ 書き込み後のディスク確認(V)にチェックを入れて[書込み(B)]をクリック。出来上がるまでしばらく待ちましょう。
こうして、Lubuntu Live DVDが出来上がりました。
● Lubuntuのインストール
起動時にLive DVDをいれ、F12を押すことで、起動メニューを出してDVDから起動します。(機種によってF12、F9、F11、ESCと様々ですのであらかじめ{機種名 起動メニュー}で検索しておくと良いでしょう。)
Lubuntuのインストールは、あまり困ることは無いでしょう。解らないところは、ネットで検索すれば数多くの例が載っているはずです。
ポイントは、
言語:日本語、 キーボード:日本語ー日本語、 タイムゾーン:東京、 パソコン名:半角英数で自由に付けましょう ユーザー名:半角英数で自由に付けましょう、
パスワード:半角英数で自由に付けましょう ただし、後で使いますので、ユーザー名ともども必ず覚えるか、控えておきましょう。
セキュリティ上問題なければ、自動ログインするようにしておいて良いでしょう。
無事に完了したら、DVDを取り出し、[ENTER]を押してシャットダウンします。どうしても途中からシャットダウンしない時には、最悪電源ボタン長押しで切りましょう。
これで、Lubuntuパソコンが用意できました。
● プリンタのインストール
Lubuntuを起動し、デスクトップが出たら(ログインしたら)、プリンタをUSBケーブルでつなぎ、プリンタの電源を入れます。
20秒ほど待って、左下のスタートボタン→システム[System Tools]→プリンタ[Printers]と進み、プリンタの設定画面を出しましょう。
プリンタ追加ボタン[+Add]をクリックし、プリンタ名が出ていればそれをクリック。
もし、プリンタ名が出ない時には、残念ながらそのプリンタは簡単にはセットできないということで、諦めて頂くことになりましょうか。。。(もちろん自力で組み込むことも可能ですが、それ相応な知識が要ります。)
プリンタを選択して、接続がUSBになっていることを確認。次へ[FORWORD]をクリック
適用[Apply]をクリックして、
テストページを印字するなら、テストページ印刷[Print Test Page]
OKをクリックして設定完了。プリンタダイアログに新しくプリンタアイコンが出来て要ればここまでの手順はきちんとできています。
次に、そのプリンタアイコンを右クリックして、共有[Shared]にチェックが入っているか確認します。入っていなければ、共有をクリックしてチェックを入れます。
以上でプリンタのLubuntuマシンへのインストールは完了です。
今回はここまで。お疲れさまでした。