Post date: Sep 4, 2016 2:27:12 AM
どうしても、関係者以外見せてはいけないデータをメールやUSBメモリに入れて渡すときの必須事項がデータの暗号化。
とても大切な話なのですが、普段は用がないので無関心の人が多いみたいです。でも、最低限の知識を覚えておきましょう。
今回はパスワードを使ったファイルの暗号化の話です。
暗号化とは何?
テキストやファイルなどを他人が見てもわからないように加工すること。例えば
こんにちは、ふぐ左衛門です。 という文章を
pQO9a6AwT2MAgDYNZZ0DljDMOUdrpQXXgONM17pBEys= こんな風に加工します。これでは、普通なら何が書いてあるか分かりません。
ところが、ソフトを通して特殊なルールにのっとって加工してやれば、元の文章に戻すことが出来ます。つまり、
こんにちは、ふぐ左衛門です。
↓ ある処理
pQO9a6AwT2MAgDYNZZ0DljDMOUdrpQXXgONM17pBEys=
↓ 適切な処理
こんにちは、ふぐ左衛門です。
このように、ある処理とそれに対する適切な処理を知っていれば、複雑怪奇な記号を相手に送って、読んでもらうことが出来ますが、知らない人にとってはチンプンカンプンと言う風に情報は守られるのです。
わけわからんものに変えるのを「暗号化」。元に戻すのを「復号化」といいます。そして、ある処理というのがいろんな方法があり、絶対解読できないという理想を目指して切磋琢磨しています。
通常は、人気のあるソフトウェアを使って、「パスワード」を入力し暗号化し、同じソフトを使って、同じ「パスワード」を使った時だけ復号化できるようにします。
使ったソフトや方法は解っていても、パスワードを知らなければ解読できないという風になっているのです。
このように、暗号化・復号化に同じパスワード(鍵)を使う方法を共通鍵方式と言います。
人気のソフト・アプリ
次に、ファイルを暗号化して渡すときによく使われるソフトを書いておきますのでGoogleなどで調べてみると良いでしょう。いずれもとても使いやすいソフトです。
パスワードも10文字程度のランダムなものにしておけばまず他人に解読されることはありません。
また、自分のHDDやUSBメモリ全体を安全に暗号化するのはWindows純正の(8,10) BitLockerなどがすぐ使えるでしょう。
同様のソフトもたくさん出ています。その話は後ほど機会のある時に。
入手先Webページ
アタッシェケース (窓の杜) http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/atasshecase/
ED4.0 (ベクター) http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se119287.html?_ga=1.181569575.1869930571.1472974598
FileCapsule Deluxe Portable (窓の杜) http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/fcdx/