その夜の整形外科の当番病院は二十何丁も離れていた。車中で色々と隊員から質問された。病院の前の道もツルツルで、かかえられて中へ。大きな待合室は人で溢れていた。でも、救急車で運ばれた人は先に診てもらえるが、次々と到着する救急車の怪我人の中でも、頭を打った人などは、すぐにレントゲン室へ直行。三十分程で私は先ず診察室へ。若い医師は左手首や指は動くので「骨折ではないかも」との診断だったが、その後のレントゲンの結果、真ん中の骨は折れていないが、両側に二本あるうちの一本が折れていると判明。その日は肩から左手を吊って貰い、翌日主治医に診て貰う為の必要書類を受け取り帰宅。