「第1回 多読“珍プレー”」開幕!!
前のページでは、
「知ってる」ことと「できる」ことというのは違う、
という話をさせていただきました。
以前の職場で「おもしろハプニング」
が起こったことがありましたので、
今回は、そちらを紹介させていただきたいと思います(^^)/
多読のClassではウォークマンを使います。
ひとりずつテレコやウォークマンを持ち、
絵本に付けてあるテープを聞いています。
ある女の子が仲の良いお友だちと並んで座り、
テープを聞いていました。
何冊目かの本を読み終わったようで、
ウォークマンの停止ボタンを押し、
テープを取り出そうとしていました。
しかし、彼女はなかなかテープを取り出そうとしません。
何度もテープを入れたり、再生ボタンなどを押したりしています。
それとなく彼女の様子を気にしていたのですが、
次第に彼女の表情もなんとも言えないものになってきました。
「どうしたの?」と声をかけると、
「テープが止まらない…」と彼女は言います。
『音が出ない』とか『どこからが最初か分からない』
というのはよくある話ですが、
「テープが止まらない」とはどうしたことかとビックリしました。
でも彼女が耳に付けているイヤホンをよくよくたどっていくと、
机の上に “でーん” と座り、
悠々とテープを流している別のウォークマンがあったのです(^o^)
その瞬間、隣に座っていたお友だちの女の子が、
「○○ちゃん、それ、あたしのだよー(^_^;)」
とツッコミを入れてくれて、
私は彼女たちと一緒に2、3秒固まってしまいました。
すぐに大爆笑となり、Class全体の雰囲気を和ませてくれました。
彼女は停止ボタンを押しても “止まらない” ことに戸惑っていた、
ということでした(^_^;)
彼女が人のウォークマンを間違って “使って” いた
というのも面白いことですが、
彼女がウォークマンを “使い” ながら「悩んでいた」とき、
そのお友だちの方は何をしていたかを想像してみるのも、
なかなか面白いことだと感じました。
(隣に座っている人が自分の使っているウォークマンを
なにやら“いじって”いる…。
どうして私のウォークマンを手にとって見ているのかな…?)と、
不思議に思っていたかもしれません。
でもそのお友だちは、
「・・・」という様子で
『何もせずに』眺めていたようでした。
彼女自身が気付くまで『待っていた』のかもしれません☆
そのように、“間違えた” 人の立っている所からだけでなく、
“間違えらえた” 人の立っている所からも考えてみたことで、
二重に笑える楽しい出来事となりました!(^_^)v