前のページでは、“英語の発音はむずかしい” というのは
「植え付けられたイメージ」だったのではないか、というお話をしました。
今回は 「良い発音」について、お話させていただきます。
「良い発音」の入り口として、「リズム」というものが挙げられると思います。
英語のテープを聞くようになって気付いたのですが、
英語の文には、本当に「リズム」があります。
もちろん全てではないのですが、
このリズムが感覚的に分かってくると、
聞くときも話す時も、グッと楽になりました。
いくつか例を出してみましょう。
① I have a dog.
② I have a pretty cat.
③ You guys have nothing to apologize.
(※以前見ていた映画のセリフです)
意味はさておき、上の3つの文は、
①と②は分かりやすいかもしれませんが、
③のような多少長い文でも、
『4拍子の中の3拍』で言い切っていました。
「スピード」を上げる場合も、
その拍子(リズム)を速くしているだけのように感じます。
英語を聞くときに、こういったリズムの波に乗れるようになると、
実際に自分の口で言ってみるときにも、本当にラクになります。
また、楽しくもなりました。
そして耳と舌が英語のリズムの波に乗れるようになってくると、
『意味の波』にも乗れることが多くなってくる、ということが起こってきます。
「英語の音の流れ」だけで、
その意味するところが分かるようになってきたということです。
それが、『英語を英語のまま理解する』ということではないかと感じています。
それについては、また次のページでお話しさせて頂きます。