20260216

明澹たる。


Apple music にたくさんあるうちの無常の日というライブでの3回目の『透明少女』(https://youtu.be/o7rZ_JB-sXM?si=5lDSrb8TKkVe_wMU )を聴きながら家を出ると、なんだか懐かしかった。遡ること半年と少しの去年の夏とかを思い出しているだけなのだけど。私の行く場所としてはコンビニかバイト先かスーパー。今日はスーパー。主婦然とした表情と身のこなしでスカスカのカゴを持って物色していたらスマホが震えた気がした。友人Mから「追加メンバー、〇〇が来る」というメッセージ。〇〇というのは私とMの中高時代の同級生Tのこと。別に私たちはバンドを始めようとしているわけではない。2月の末に予定されている同級生4人での飲み会にTも来ることになったらしい。正直、その飲み会は面倒臭いと思っていた。方向性が違う。私はお酒が飲めないし。「めんどくせえな」と私がMに言っていたのが影響したのかは知らないが、おそらくしていないが、とにかくそういうことになったらしい。スーパーってこんな楽しい場所だったっけ?と思うぐらいには嬉々として、ドクターペッパーをカゴにぶち込む。レジの前で温かいカフェオレも手にとって会計する。機嫌がいい。

家に帰ってぐだぐだするしかないのだが、私は今日ひとつ決心をした。意味もなくただ光の集合がこの銀色の板の内側に流れてそれが私の瞳に届いて、私はただ椅子に深く腰掛けて”楽な姿勢”。そんなことなら本を開こう。決心した私の背を押すようにダウ90000の蓮見の『ロマンス』が岸田國士戯曲賞を獲る。そうして本を開いて読み進める。冷たい午後ティーのストレートに牛乳を少し注いだミルクティーを飲みながら。午後ティーのミルクよりもこっちの方がうまいのだ。『粉瘤息子都落ち択』を読み終わる。友人と行った池袋のジュンク堂で買った。地元を出て関東に来た主人公、インターネット、コンテンツ、冷笑、MBTI、マウンテンデュー、そのリアルな手触りと粉瘤が潰れて出てきた膿のぬらりとした表面。物語の舞台を頭で創り上げるとそこはうちの近所で、似たようなアパートの一室で。あの自販機ね、と設定したりする。妙な現実味にどこかに粉瘤をこさえてしまいそうになった。何かをしなければならないという焦燥・内圧、それをどこにどう発散していくのかが人生なのだろうか。生きている意味を見出すことができるというのはすごいことだ。みんな踏ん張ってるんだな。やめようや。みんなで。あと決心の内容は、AbemaTVでやっているMリーグを観るのをやめるということ。一緒にやめよう、あれ無駄。

大学受験期に麻雀に気を取られていた友人は塾でバイトをしているのだが、陰気なやっちゃ、と思っていたし事実そうなのだけど、意外と先生に向いているんじゃないかと思った。彼の日記には時折その塾の話が出てくるのだが、生徒のボケに笑ったりしているこの絶対に怒らない先生というのは生徒からしたらかなり塾講師ガチャ成功なのではないか。悪い意味でも塾講師っぽいし。いいんとちゃう?大学院なんか行かずに塾講師。

とまあそんな現実をまた1日過ごした。明日もなにもない。なにかをしなければ。内圧が、、。