20260118
ほんとのじぶん。
目覚めてシャワーを浴びて着替えてバイトに行く。半月ぶりにこのルーティンをこなす私はどこかまだ浮かれている。短くなった髪の毛をくしゃくしゃとして腕時計をつける。今日は暖かい。遥かな春を想いながら歩くこの道は相変わらずつまらない。日陰がなくて眩しいところが特につまらない。
昼過ぎのバイト先は平和そのもので、バイトをしていなければ今よりずっと暗い顔をしていただろうなと思う。給料をもらい、家を出る機会をもらい、健康をもらい、元気をもらい、笑顔をもらい。大学という1つの現実から逃げるようにこうして今日もバイト先。バイト先もまた1つの現実であって、確かにそこにも「〇〇 〇〇(本名)」が1人の人間として存在している。分人主義の視点から言えば大学の私もバイト先の私もこうして部屋で日記を書いている私も、どれも本当の自分であるらしいのだけれど、それもなんだかアンコンフォータブルである。だからといって、ではいつがお前の「本当の自分」なのか、と問われても答えることはまだできない。友達と話している時?実家で猫と寝ている時?1人で部屋にいる時?それは違う気がする。「自分探し」というのはそういうことなのか。自分探しの旅など胡散臭いと思っていたが、案外意味があるのかもしれない。知らず知らずのうちにもうしていたりするのかもしれない。
バイト先、やはり髪型を褒められる。今までどんなダメな髪型をしていたのだろうかと心配になってくる。ただ私は変わったのだ。同僚の言葉を借りれば、かわいくなったのだ。年上の同僚が退職したらしい。スッとやめてしまったらしく、特に挨拶もせずじまいだった。私はいつ辞めるのだろう。自分を飢えさせるためにやめようかな、などと言っていたけれど、まだやめなさそうだ。ここでしかバイトをしたことはないけれど、それでもわかる。ここは居心地がいい。
今日はオモコロチャンネルと東海オンエアがコラボした日。
夜、友人と通話する。友人の親戚の集まりの写真で大笑いし、先日の同窓会の3次会の写真や動画を見て大笑いし、あとは、あまり覚えていないが、こうして夜に通話するというルーティーンもまた半月ぶりだ。共通テストの数学や国語を解いてみようか、という話になったがきっとやらない。私たちは解かないでいい問題を解くようには設計されていない。くだらない写真を送り合いながら誰かが歯を磨いて誰かがご飯を食べる、そんな変な空間。不動産屋で借りた鍵で玄関のドアを開けた時よりも、そんな通話でこっちに帰ってきたのだなという感覚に打たれる。また始まるこの日々。毎日を同じ額で飾る毎晩のこの通話。