20260127
パラドックス。
朝までポスターデザインを修正する。文字と行の間隔。間隔だけれどその1文字1行にある程度こだわらなければならない。今、調整しているのがひとまず完成作品だから。丁寧語のメールにファイルを添付してちょうどいい時間に送るスケジュールを設定してベッドに入る。バイトまで眠ろう。時間はない。
今日も少し寝坊。日曜日以来2回連続でいつもの1本後の電車に乗る。よくない。電車の中で、最近のなんとなくの気掛かりの理由がぼんやり浮かぶ。私には何もない。友人、小説、クラブ。空虚なる私。そうだ、自分の空虚さに気を落としていたのだ。友人と会った先週の土曜日。彼らのエピソードトークを聞いていた。聞いていた。私にはそんなに話せるエピソードがない。同じ秒数生きているはずなのに、なぜここまで実の詰まりように差があるのか。そうして私はこれほどに身を詰まらせているのか。そんな思考が整理されるほどバイト先は遠くない。電車は止まる。『ミーツ・ザ・ワールド』を閉じて降りる。早足でバイト先に向かう。間に合った。
届いてた本たちを並べていく。何が正解なのか、どうすればお客さんと並列に並ぶことができるのか。好きな本を発注して並べる自由はたしかに幸福。その幸福感で明日も本を並べる。マックで爆食いするらしい同僚2人。バイト帰りに歩きながら、将来について浅いところだけ考える。ポスターを作ったり映像を作ったり本を選んだり並べたり。今週末、大学の研究室関連の面談でなんと言おう。だって伝わらないじゃん。
友人と通話。昔のLINEを見返すと文章だけでもその幼さや若さが読み取れる。意外とサバサバとしていた中学3年の私。同級生にちゃんとブチギレられている私。楽しそうで幸せそうな私。過去の自分にLINEでメッセージが送れたならなんと送ろう。
「あの人、お前のこと好きだったらしいぞ!」
そう送った瞬間に私の存在が消失した。目の前は真っ暗。声も出ない。体も動かない。などと考えていると、これまでの自分の人生というこの特別に思い入れを抱いたり。あと抜き打ちテストのパラドックス、というのをバイトの先輩が言っていた。たしかに、抜き打ちテストというのは実施できない、のか?