20260119
嫌いな季節。
スマートフォンのバイブレーションが聞こえる。それでも眠り続ける。日が沈みはじめていることを感じてベッドから出る。午後4時前。
明日までに大学の課題をしなければならないが、3日ほどあった時間も結局何もせずにあと1日となり、そうしてもうあと半日になる。今年の私は調子が悪いというのを言い訳にそんな怠惰を重ねる。とりあえず着替えて家を出る。不動産屋まで歩く。借りていた鍵を返しに。コンビニに寄ってちょっと遅めの朝ごはんを買う。最後に温かい午後ティーを、という感じでレジの横の温かい飲み物のコーナーまでいくが。諦めて店を出る。もう夕方も終わろうとしている空。眩しい車のライト。「リニューアルオープン」と書かれた看板を掲げたラブホテル。浮くはずもない表情。鍵を返して帰る。家に帰ってきてまたぐだぐだする。まだ課題には手がつけられない。
お腹が空いた午後7時過ぎ。家を出る。家を出てしまえば課題に手をつけようがない。松屋に行こう。真っ直ぐ松屋に向かう。やっぱりあんまりお腹空いてないかもな、などと思いながら。松屋に着いて店内の人たちを見てやっぱりやめる。コンビニに寄って家に帰る。なんというか、この世界をどの階から見つめればいいのかわからない。『ありあまる富』のイントロが流れて、次の曲にする。
私は冬が嫌いだ。冬というか秋の終わりから冬にかけての時期が嫌いだ。これまでは好きな季節や嫌いな季節というのは所詮、暑いのと寒いのどちらが耐えられるか程度の議論だったが、今は違う。私はそんなレベルではないところで冬が嫌いである。なんでかは教えないけれど。たしかにそのことを確信しながら家に帰る。『おいしい季節』が流れはじめて、次の曲にする。
もう午後10時半が過ぎた。まだ課題に手をつけていない。明日の午後、バイトに行っている時にはもう終わっているであろうこの気掛かり。同窓会で間違えて持って帰った同級生のネクタイピン。彼の実家に届いたようだ。友人とのスケジュール調整は合わない。波のない1日。This is 波のない1日。This is 嫌いな季節。