水上温泉郷

水上温泉郷を大雑把にご紹介すると、中心的な存在でありかつ歓楽的温泉街の盛衰を象徴する「水上温泉」、それと両極をなす秘湯の代表格である「宝川温泉」（紹介済み）、谷川岳ロープウェイの玄関口で便利な「湯檜曽（ゆびそ）温泉」、そして高級路線で一線を画す「谷川温泉」となるでしょうか。利根川の支流「谷川」沿いに数軒の中型の温泉旅館が散在し、高原には美術館、保養所、ペンションが立ち並ぶ静かな温泉地です。

旅館に到着するなり、「そばがら、羽毛、シルク、ユーカリチップ、備長炭」からお好きなのをおひとつお選びくださいときました。いきなり枕の話です。枕などどうでもいいと思い、食べるのなら蕎麦？ということで「そばがら」にしました。いずれにしても、アルコールという睡眠薬でいつもぐっすりです。ご心配なく。

４つの自家源泉を持っているとのことで、大浴場、露天風呂、家族風呂、そして渓流露天風呂「せゝらぎ」、すべてが源泉かけ流しで気持ちよく入浴できます。

建屋が渓流に面した斜面に建っているため、部屋・食事処、浴場すべてから渓流が眺められるようになっております。

観光は何といっても谷川岳ロープウェイでしょうが、天候に左右されます。近くにはラフティング・バンジージャンプ等ができる「諏訪峡」、ちょっと足を延ばすならば、尾瀬ヶ原や富岡製糸場への宿泊基地になります。

「日本一のモグラ駅」と称される地下駅が有名な上越線「土合駅」に、超穴場と思って行ってみました。ところが、駐車場が一杯なのにびっくりです。かつては鉄ちゃん御用達、今では一大観光地？さすがSNSの時代？ エレベーター・エスカレーターはありません。ちょっとしたトレーニングにいかがでしょうか。

上越線上り線及び清水トンネルは、単線時代の古い線路をそのまま使っています。清水トンネル出口（上りの場合）の土合駅や次の湯檜曽駅は地上にあるため、その間をループ線にして高度を稼いでいます。湯檜曽駅から一部ご覧いただけます。新潟県側にもループ線があります。

上越線下り線及び新清水トンネルは後年に完成したので、ループ線はなくその代わり土合駅と湯檜曽駅が地下施設になりました。

鉄ちゃんの皆さん、これで合ってますか？