蔵王温泉
「蔵王国際ホテル」
蔵王連峰
熊野岳頂上(蔵王連峰)
蔵王温泉「蔵王国際ホテル」
蔵王には何度も観光・スキー・登山で訪れているのに、なんと宿泊は初めてです。スキー場の温泉宿はサービスが悪いと云う先入観があって、敬遠していたのかも知れません。昨年(平成27年)春に火口周辺警報が発せられ、ゴールデンウィークの観光に大打撃を被りましたが、現在は噴火予報に引き下げられ、一部の登山道に通行止め処置がされているのみです。紅葉も終わりスキーシーズンに入る前の閑散期に宿泊してみました。今回も一人旅でしたので、小心の為せる業かも知れませんが、遠慮なく泊まれる時季を選びました。
蔵王温泉もご多分に漏れず老舗旅館が次々に廃業し、郊外型ホテルとして生き残りを図っています。蔵王国際ホテルも老舗旅館のひとつ「おおみや旅館」が経営する、駐車場完備のゲレンデ隣接型のホテルです。温泉は「おおみや旅館」の源泉からの引き湯ですので、温泉を堪能したければ「おおみや旅館」に宿泊するのが王道でしょう。しかし、温泉情緒には欠けますが、利便性・快適性、展望等ではホテルに分があります。
宿泊棟からロビー棟を望む
ゲレンデに面した明るい部屋
酸性泉が溢れる大浴場
温めで長湯できる露天風呂
温泉街中心部には上湯・下湯・川原湯3ヶ所の共同浴場があり、やや山手には大露天風呂(日帰り施設)もあります。「高見屋」や「おおみや旅館」の系列ホテルに宿泊の場合、それぞれの旅館の内湯も利用できますので、時間があれば温泉街核心部まで足を運ばれることをお勧めします。
共同浴場「上湯」と「おおみや旅館」
共同浴場「下湯」と温泉街
共同浴場「川原湯」
底から湯が湧き上がる浴槽
夕食はお食事処または宴会場で、地元の山菜ミズコブ(ウワバミソウのムカゴ)、もってのほか(食用菊)やあみ茸でお出迎えです。蔵王牛や芋煮等の定番料理も続きます。スキーシーズンの週末ですとかなり割高になりますが、それ以外ですと十分満足いく内容ではないでしょうか。次回は是非、源泉を敷地内に持つ「高見屋」か「おおみや旅館」に泊まりたくなりました。 (2016/1/1)
山形蔵王の山の幸に舌鼓
温泉神社と「深山荘高見屋」
蔵王ロープウェイ山麓線
蔵王ロープウェイ山頂線
地蔵山(山頂駅から近い)
熊野岳山頂(熊野神社)